佐野心眼

平々凡々な青春時代をおくる私、ほのかな恋は叶わなかったけれど、遠く離れた小さな恋。 夢を諦めないで、その思いはいつかきっと実を結ぶ時がくる。

ソロキャンプで黴だらけの石碑に触れた。 そんなことさえしなければ……

雨だからおうちにいるの 雨だからクレヨンでお絵かき 雨なのにお母さんがいない お母さんはどこに行ったの？

一年遅れのウエディングドレス姿の私の前に新郎のタケルは来なかった。 コロナ禍で中止や延期を余儀なくされた花嫁に捧げる小さな物語。

KAC2021 09回目「ソロ〇〇」参加作品 （『虚構の中の都市空間』概論） 　僕の趣味は物語の舞台背景になった地を巡る、＜舞台探訪＞である。その旅の仕方はちょっと独特で……。 …

料理茶屋の二階の障子には、月明かりに影をなす柳が揺れていた。 ※都々逸は『有名都々逸紹介』他より「引用」

KAC2021 08回目「尊い」参加作品（長編『推等と旅するヲタク達』のプロトタイプ作品） 　四十歳の誕生日を迎えた日、南森義武（なんもり・よしたけ）は、たまたまテレビから流れて…

ある家族のお話。

拙作『3年A組死神先生』の番外編です。 読んで頂くと分かりますが、かなりのおふざけ作品です。 楽しんで頂くと幸いです。 それもこれもカクヨムアニバーサリーコンテスト完走するため…

KAC2021 07回目「21回目」参加作品 　中一の二十一素（つるいち・すなお）は、幼馴染の因美奈（ちなみ・みな）と一緒に、数学の素因数分解の宿題をすることになった。この日、素…

初恋の相手とは結ばれない、そんなことはないと思っていたのに、ある夜から、彼は帰って来なかった。 風間ゆか、もうすぐ21回目の誕生日だった。 「メゾンひまわり」スピンオフ作品

これは小説ではなくエッセイです。 いつも応援して下さる仲間たちへのラブレターです。 カクヨムで書くことの意味はそれぞれ違うのでしょうが、書くこと、読むことを楽しむ私たちは全て…

僕の彼女、不思議ちゃんの実花はカクヨムで小説を書いている。 どうにか彼女のペンネームを知りたいけれど……未だ分からず(涙) 僕と彼女の出会いのきっかけもここに書かれています。

ある素人作家が書いた『情事と代償』がネット上でバズった。 しかし、その作家は殺されてしまう。

圭太は雑木林で真っ白な蜘蛛を捕まえた。 翌朝になると…… ※虫が出てきます。苦手な人はご注意ください。

西園寺明日香です。 ご存知かしら？知らない？💦 非商業女流作家で薬剤師のバイトをしている"西園寺明日香"です。 某エッセイにしか登場してないから知らない人も多いでしょうね。 残…

すべてのカクヨム書き手さんへ捧げます。 今回のお題「直感」と「直観」に悩まされましたよね。 「おいおい、お前だけやろがい！」そんなこと言わないでください(泣)。 コンプリート…

神社で出会った小さな男の子、彼が伝えに来てくれたこととは……

佳奈は一風変わった魔女に三万円を支払った。 三万円の対価で佳奈の悩みは……

真夜中にメールが届いた。寝ぼけていた泰子は、差出人も確認しないで本文を開いてしまった。

ふと手に入った一週間の休日。ゴートラスタ島で、心を休ませ、遊ばせながら、作家Ｙの不思議な作品に思いを馳せる主人公。

─遠くの親戚より近くの他人─ そのアパートにはたくさんのひまわりが咲きます。 優しくてめんどくさくて最高の場所です。 ほっこりはここにあります。

桜を愛でながら弁当を食べていると、草むらから声が聞こえた。

あんなに小さかったきみがすくすくと育ってくれた。……それだけで嬉しい。

三日前から臨時休校の措置が取られている。 自宅待機は思っていた以上に暇で、暁人は試しに遺書を書いてみようと思った。

港町にある、〈玄三庵〉という蕎麦屋に、峰子という女が働いていた。峰子は毎日同じ絣の着物を着ていたが、そのことを恥じるでもなく、いつも明るく客をもてなしていた。

君に伝える勇気がない。だから、紙飛行機に託したんだ。

殺めてもあなたが欲しいのです。 切ない恋愛です。

あいるさまのゾロ目企画参加作品です。 以前140字小説で書いた物語を膨らませてみました。 お約束満載な魔法少女モノ。けれども悪役幹部目線でお送りします！

　「一緒に流星群を見よう」 　初めて訪れた彼の部屋。 　窓の外は、生憎の曇り空。 　でも、彼は微笑んだ。 　「きっと見えるよ」 ☆★☆ 　あいるさんのゾロ目企画に参加さ…

亮太は会社帰りに、実家の猫に会った。 ”今から踊りに行くよ！” ”え？” ちょうど３３３文字の短編。 横浜市の踊場駅。ここは猫が”ねこじゃ　ねこじゃ”と踊る場所。

弘治三年（1557年）、信濃（長野県）と越後（新潟県）の国境――信越国境にて、甲斐の武田晴信（信玄）と、越後の長尾景虎（上杉謙信）の間で、第三次川中島の戦いが勃発した。 先年、北…

自主企画 令和３年３月３日３時３３分に投稿するゾロ目企画参加作品です。 以下　あらすじ 悪の組織メトロームの幹部『デスピエロ』 正体不明の妖艶な娘『デーモンビッチ』。 最終決戦…

たまたま時計を見て5時55分とかだったら、「何か今日いいことあるんじゃね？」なんて思ったりしませんか？ えっ！「別に思わねー！」 ((￣▽￣;;)ｱ､ﾊﾊﾊﾊ… こりゃまた失礼し…

漢字ってぇのは、味わい深いやなぁ……。

逆光の朝日を浴びた桜が幻想的だった。その光景に見とれていると、ランドセルを背負った女の子が横切った。

大工見習いの佐吉は腕がいいのに、鉋だけは下手くそだった。その訳は……

弘毅とは社内恋愛だった。同期入社で、同い年のせいか、恋人というより友達感覚だった。そんな時、不意に結婚の話が出た。

人影のない改札口であなたは革の手袋を外した。そして……

二十歳のある日、突然精神科に連れていかれた。 それから十四年間、多剤大量処方という状態に陥った私は社会では死んだ人間になっていた。 そう、まさに"廃人"であった。 しかし、ひ…

“悠々自適”を余生の目標に掲げ、片田舎に引っ越して来た一人の男。絵を趣味にしながら自給自足で暮らしていたその男の人生を狂わせたのは、山道に不釣り合いなハイヒールを履いた一人の女だ…

早起きした朝に視聴していた、ニュースの思い出。 読めばあなたも太宰府に行ってみたくなる（多分、きっと）。

アイスコーヒーを飲みながら読書をしていると、少し開けた窓から入るそよ風がレースのカーテンを揺らしていた。

十月三十一日、仲良し女子高生の萌美、メイ、かなのは、渋谷に行く予定である。夕方の放課後の教室に居残って、ハロウィンのメイクをしていた三人が、渋谷に急ぐため、駅までの近道をしようと…

　少し変わった子供｡見た目と違った。 　話してみるとすごく面白い人。 　まわりにそんな人はいませんか？

「書籍化の条件はただ三つ。全てクリアし、残った一人に賞を与え、有名にしてやる」 カクヨムの悪魔と名乗る奴はエレベーターの中でこう言った。 カズナリ、キラリ、女狐と俺、たった四…

女の子を助けようと奮闘したり、恋をしたりと、大活躍する野良猫ニャン吉の物語。 ※連載にしました。

見覚えのある筆跡から始まる再会。――その客は、過去からやって来た。

５分で読書「だれにも言えない恋（恋愛）」応募作品。 イケメン婚活アドバイザーと美人恋活女子が出会う恋愛、会話劇なストーリー。 イケメン婚活アドバイザーは恋愛経験は豊富ではない…

気が付くと俺は知らない場所で監禁拘束されていた。俺の秘密を暴こうとする敵は美しい女性だった。 彼女の真の目的は？　そして、俺の本当の姿は？ どんでん返しのその先は――？