佐野心眼

美しい海沿いを走る小さな電車。その中に何故か亡くなったはずの妹が… 誰も信じてくれないが、疎遠になっていた父だけは何故か信じてくれた。 妹は一体何のために現れたのか、最後まで読めば…続きを読む

もし観てしまっても、責任は持ちません…

ドクン、ドクン…ドクン…ドクン………ドクン…………ドクン。

詩人ならではの言葉の迫力があり、すぐに作品の世界へと引き込まれるでしょう。そこに澱んでいる闇とは…
考えさせられる作品です。

これほど緻密に、これほど巧みに構築された詩があっただろうか。読めば必ず衝撃を受けるでしょう。

愛や憎しみ、思い込みや猜疑心、それらを一本一本辿っていくと、意外な真実に集約されます。
読後、作者の深い洞察力に感嘆することでしょう。

本文を読み終わったあとも、思わず色々と想像してしまいます。
余韻がたまりません。

犯人を愛してしまった刑事の思いもよらない解決策。途中に出てくる俳句も素晴らしいです。ぜひご一読を！

過ぎたかと思えばまたやって来る苦痛や苦悩

寄せては引く波のように

それに耐えながら過ごす日々

弱いけど強かに、そしてしなやかに

これが人生なんだと思いました

読後に紅茶を飲みながら、心地よい満腹の余韻を楽しめるでしょう

この天体望遠鏡から色々な物語という星が観測できます。
きっとお気に入りの星が見つかることでしょう。