篠也マシン

※　ネタバレ注意 　小六の叶は、ゲームが大好きな女の子。 　でも、クラスではちょっと浮き気味。 　過去に、クラスのリーダーである男子から嫌がらせを受けたのだ。 　叶のゲームの腕…

ついつい余計な一言を言ってしまう萌は、あることがきっかけでクラスから孤立してしまう。 落ち込んでいたある夜、萌の部屋に知らない女の子――、リリィが現れる。 彼女は不思議な窓枠を使…

　わたし、朝倉日奈・小学五年生。 　ついこのあいだ、S県から都会のO県に引っ越してきたばかり。 　そんなわたしはゴールデンウイーク初日、お姉ちゃんに連れられて隣市の喫茶店・【カト…

ぼくの名前は楠城碧・小学5年生。 通学用の電車に乗っていたぼくは、電車が知らない駅についたことに気づく。 その駅は、「宵濱」というおかしな駅で？ 次々と発生するハプニングに絶体…

【カクヨムWeb小説短編賞2022　エンタメ小説部門にて短編賞を受賞しました！】 【コミカライズが月刊コミックフラッパー11月号に掲載されています！】 「私を、殺してくれませ…

16歳で強盗に刺されて死んだ道彦は、死後の世界で新しい地獄のデザインをまかされた。その地獄には、道彦を殺した男も落ちるという。罪を犯した人間には、どのような罰がふさわしいのだろう…

文化祭前夜のミステリ研で、ダイヤ（プラスチック製）が消えた。これは先輩からの挑戦状である。”俺”は振り回されるだけで終わらずに、この謎を解くことができるのか？　 ※『５分で読書（…

「5分で読書 だれにも言えない恋」収録

　文芸部部長の天川先輩は甘いものが好きだ。 　特にチョコレートのお菓子をよく食べている。もちろんビターよりもミルク派。 　彼は変わっているけれど面倒見がよく、困ったことがあればさ…

「好きですよ、先生」 そう告げてみては、二言目には嘘ですと笑う。そうすることでしか、わたしは気持ちを告げられない。

とある演劇の最終選考のオーディション。評価の基準は「どれだけ演じる対象になりきれるか？」だという。果たして勝ち残るのは？

小学生の時、コインランドリーに行くと乾燥機を待っている男の子がいた。

彼女は白い部屋に住んでいた。 壁も床も天井も。椅子もテーブルも。ピアノとその鍵盤も。窓ガラスさえ、白いすりガラスになっていた。 彼女の手足も真っ白だった。血の抜けたような、透き通…

　何かと「傷」の伴う日常に疲れ果てた「私」は、入れ替わりの怪談である「赤い扉の透子さん」と出会い、透明人間の世界に連れ去られたいと願った。しかし怪談としての彼女は、私が聞いたウワ…

瀬川由衣は高校二年生。ある朝、不思議なことに気付く。同じ日が繰り返されているのだ！　昨日は6月6日だったはずなのに、今日もまた6月6日なのだ…。 彼女の他にこの現象に気付いている…

入学した高校で人間関係に失敗した愛は、ツイッターを通じて『友達』になった「るきり」とのネット交流にはまり込む。しかし、心が通じたと思っていた「るきり」には別の顔があり、次第に愛の…

苦手なあの子と、二人きりのクリスマス・イブ　／　暗い海を独り越えた彼女が目にした、輝き　／　古びた大衆食堂に、舞い降りた天使とは　／　結末は悲劇でも、それでも彼は幸せだった。 …

私と彼は、駅で会ったら話をするだけの関係。 名前も知らないし、連絡先も知らない。 そんな彼との、最後の日。

　所詮つくりものだ。ただの演技だ。そう思っても、きみが演じている、きみじゃないはずの誰かを観るたび、僕の恋心はぷすぷすと空気が抜けて、ひらひらと風にさらわれてしまう。 ※関連…

失敗に終わった任務の始末をつけるため、大怪我した少女の肉体を修復することになった魔法使いの「僕」。仕事と割り切っていたはずだが、修復作業を進めるうち、素直な少女の心に触れ、その悲…

ヒューマノイドにはルールがあった。 『ヒューマノイドに搭載するAIは、嘘をつかない設定にしなければならない』というものだ。 僕は『嘘をつくことができるヒューマノイド』を作り上げた…

近未来において、人は病苦を克服した。 しかし、少年は世界をその世界を問うこととなった。

　「私」は、自分の先祖が日本の小説家だったことを知り、彼の出ていたテレビ番組を見る。 　その内容は、末期癌に侵された彼の、療養と執筆の最期の日々を記録したものだった。 　香鳴裕…

先生に掃除を頼まれ、心霊スポットとして名高い旧図書館へ行くことになってしまった宮本花帆、高校一年生。 そこで出会った先輩・坊城日向と、深まるような深まらないような親交をあたためて…

主人公の名前は掛川時雄。症状が悪化したのは席替えをしてからです。（裏設定） KADOKAWA『５分で読書　扉の向こうは不思議な世界』収録作品の改稿前原稿です。

大学に通えなくなり、ひとりで部屋にこもっていた青年ユージ。 先の見えない漠然とした不安の中、ほんの少しの気まぐれをきっかけに、ユージは中学生の自分を追体験する能力を得た。 そして…

地方文学賞の応募作品を書くために、全く来たことのない「三槙市」を訪れた大学生の信一と大輔は、そこで地元の女子高生「サヤカ」に出会う。渋々ながら、町を案内してくれる彼女。そのうち、…

　故郷から旅立つ人を歌で見送る。それが、歌旅人（うたびと）であるシオン・ライアルの仕事だった。しかし今日の依頼は少し様子がおかしい。 　――天国へ旅立ってしまう前に歌を届けて欲し…

祖父が亡くなり、悲しみの淵にいた私。 だけど、泣いている暇なんてなかった。 鳴り響く、メインコンピュータのアラーム。 再起動可能なのはあと1時間……早く、キーワードを見つけなきゃ！

お店で無造作に置かれていたぬいぐるみであるボクを買ってくれたのは、眼鏡をかけた男の人。夏の暑さも厳しい八月のことで、ボクはクーラーが効いたこの場所から離れるのを少し名残惜しく思っ…

幼馴染みに告白し、振られた。 そんな私は彼への叶わぬ恋心を経ちきる為に失恋とは正反対のラムネを飲み、追いかけてきた友人と会話した。

いじめに遭った主人公は精神を病み、自殺を決意する。自殺の直前、クラスメイトが奇妙な「ある提案」をしてきた。

大切な人を失った私は、噂に聞いたことのある「天使の質屋」を尋ねる。 持ちきれなくなった思いを、その質屋では預かってくれるのだという。 別サイトで発表した作品の設定を変更して、修…

事故に合い、地縛霊になった私。 何年もその地へと留まりながら、寂しさの感情以外の殆どを失っていた。 そんな私が彼と霊媒師と猫と交わって、死亡から数年目を送る。

友達に勧められて始めたＳＮＳに潜む恐怖の話。

――始まりはたぶん、あの動画だと思う。

雨宿りに探偵の男が訪れたのは豪華な館。 資産家一族が集まる館に探偵とくれば何が起こるかはもう明白？ 短編ミステリー

二千年前、魔王は勇者によって、その力を封印された。 そして、その封印を解く鍵を見つけた魔族たちは、今宵こそ、魔王様を復活させようと決心したのだが……？ ©️雪桜

ＫＡＣ７参加作品です。 はじめてＳＦに挑みましたが難しい。向いてないね。 ではありますが４０００字以内におさめた一大巨編にな手ますので最後までお楽しみください。 うん、手塚？ 火…