このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(318文字)
時は第二次世界大戦。戦場の極限状態に見る、小さな救いと幻の物語です。戦場の体験談を読んだりすると、こういう不思議な出来事がたびたび登場します。戦争は人を鬼に変えるけれど、きっとそれだけでは生きていけない。殺伐とした中にも、人が人を想う魅力が消えることはない。極限状態が人に見せた優しい幻と、それによって大きく変わる、主人公の人生の物語です。非常に面白かったです。
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普通に生きていることが穏やかなままで在ることが晴れた空を見上げることがこんなにも貴い…今。ちょっと涙出てしまった。知って欲しい。【彼】のこと。みんなに。