透峰　零

まずいことになった。というより、まずくないことがねえ。 俺もエクソシストとして死線は潜ってるつもりだ。だが、悪魔祓いを終えたと思ったら相棒がくたばってるのは想定外だ。 悪魔は…

とある町に暮らす「僕」のお隣は――ジャックオランタン？ ちょっとだけ不思議な、「日常」のお話です。 とあるイベントで配布したSSの再掲です。

サメの歯のブレスレットを買った大学生を襲う怪異。 サメをモチーフに短い怪談を書けないかと考えていたら、思いついたお話です。

　遠い夏の日、帰省先の田舎で迷子になった「私」が出会ったのは、古めかしい出で立ちの少年でした。 【競作小説企画「第七回夏祭り」】 （2013初稿・2024改稿）

結構前に書いた話が出てきたのでこちらにも出してみます。 実話です。

ペンギンは語る。 己はペンギンであると。 ペンギンＳＦアンソロジー参加 ほんのりとディストピア風味。

　あのロボット掃除機が帰ってきた！ 　砂と埃にまみれた測量事務所から逃走したロボット掃除機がやって来たのは、理想の環境というべき整然としたオフィス。 　はたして、不憫で不遇なロボ…

！！注意！！ ×　ハッピーエンド ○　夜明けを待つエンド　です！ かつて『メルイーシャの宝石』と讃えられ、後にクウェンを裏切り逃亡した招来術師、シウル・フィーリス・イル・メルイ…

KAC20248】 めがね

KAC2024』 お題「色」

【KAC20246】トリあえず

久しぶりに会った兄が眼鏡をかけていた話。

ラカノン国軍十三隊。それは国内屈指の魔法使いたちが集まるエリート部隊。 その一員であるラディは、ある日同僚から眼鏡を差し出される。その理由は……。

KAC2024 お題「はなさないで」

【KAC20246】トリあえず （2024初稿）

【KAC20245】はなさないで （2024初稿）

【KAC20244】ささくれ

山奥の洋館で次々起こる殺人事件。 探偵は犯人を捕まえるために、容疑者五人を集めて推理を始めた。 そのうちの一人である「私」は切実な思いで探偵の推理を聞く。お願いだから、もう話さな…

時限爆弾を前に草千里一里は、相も変わらず黒崎棺とくっちゃべる。

草千里一理は黒崎棺を伴って取材に赴く。

【KAC20243】箱 （2024初稿）

実家の兄から荷物が届く話です。

KAC2024第二回お題「住宅の内見」によせて書きました。とりあえずストレートなやつを。

締め切り前の小説家が狂乱する。 この湯呑みを死守せねばならない！ と。 【KAC20241】書き出しが『○○には三分以内にやらなければならないことがあった』 【KAC20241…

【KAC20241】書き出しが『○○には三分以内にやらなければならないことがあった』 （2024初稿）

大学の壁に貼られていた謎の貼り紙。 そこにはある問題が書かれていた。 妹からその画像を見せられた兄は、ビールを傾けながら謎解きに興じることにする

あと３分で、ヤツが来る。 「私、メリーさん。あと３分で家に着くの」

KACのお題を拾おうとしたらよくわからないことになりました。 お題１「書き出しが『○○には三分以内にやらなければならないことがあった』」 お題２「全てを破壊しながら突き進むバッ…

「第六回偽物川小説大賞」の二作目にすべく書きました。滑り込みですみません。ジャンル迷子になりましたが、ホラーということにしました。

【誰のノベルか当てるゲーム】匣・手紙・朝焼け（共通お題プロットより創作） （2023初稿）

前回投稿した、チャンスブレンド・エンゲージ。 ※こちらから読んでも問題ありませんが、 先にチャンスブレンド～を読まれることを強く推奨します。 その前日譚のような、外伝的位置付けの…

　彼は、以前から気になっていたとある喫茶店を訪れた。 　古き良き日本の伝統を思わせるシックな店内に、制服をきっちりと着こなすマスター。 　マスター自慢のコーヒーに舌鼓を打っている…

文明開化の鐘の音と共にもたらされた「ネットワーク」と「人工知能」は、極東の島国の暮らしを大きく変えた。 カラクリと呼ばれるようになったその技術は、日々進化をしながら人々の生活や文…

とある世界で魔王を倒し世界を救った英雄は、その世界で天寿を全うした後で、自分がとんでもない過ちを犯していたことに気づいた。 そこで女神に頼み込み、未練を断ち切り世界の歴史を変え…

　時は西暦二〇三〇年。国は最先端ＡＩを駆使した犯罪監視セキュリティネットワークシステム・通称「ツグミ」を導入し、犯罪発生件数の激減を実現させた。 　だがある日、突如としてツグミが…

我ながら馬鹿なことをした。 「幼馴染み」から変わったばかりの、ある二人の冬のお話。

とある廃村できない発見されてしまった記録。ソレは…

「カクヨムでアドベントカレンダー2023」によせて書きました。トンチキになると思います。オチめざしてがんばります。

卒業式のあと、松浦京子は人のいない教室へと呼びだされる。 高校の三年間、特に最後の一年間は特に楽しくて、最後にこんなイベントに付き合ってもいいかと訪れた教室で、彼女は……。

風吹き荒ぶ荒野にて。 二人の少年は言葉を交わす。 それは、思い出であり、憧れであり、確認だった。

　時は二十二世紀目前。気象制御技術は革新的に進歩し、天気は人が自由に決める時代となった。 　あらかじめ国により定められた“今日の天気”の暦――通称「ウェザーカレンダー」は、今や仕…

自主企画「因習村座敷牢人外青年祭」に参加しました。 全て終わったあとの因習村だった土地に、度胸試しだと乗り込んだ若者たちの話です。

　自由奔放な友人、噂の探偵、変な神様や怖くない幽霊たちに振り回されていく。リアルにありそうでなさそうな話、なさそうでありそうな話。 　――秋斗は自身が通う大学に、女性探偵がいる…

大学一年生の夏休み、オタクのロマンである異世界転移を米原綾女は果たした。 しかし目覚めた場所は中世風の街中でも幽寂な森の中でもなく――黄土色の分厚い雲が空を隠し、大量の鉄屑が地を…

ハロウィン当日、守屋夢人は例のように例の如くおかしな夢へと迷い込む。 そこではカボチャのお化け＝ジャック・オ・ランタンが満月の代わりに空に居座っている。 かくして、夢人は原因究明…

　砂と埃にまみれた社員十余名の小さな測量事務所が、ロボット掃除機たる「私」の職場。 　散らかる床に嘆息し、不遇に耐えながら、私は今日も任務を遂行する。 （2023初稿）

サークルの先輩と一緒に心霊スポットに突撃した話。

連載を始めたくなったので、例によって見切り発車で始めてみました。長くなるのか短くなるのか皆目見当がつきませんが、オチまで続けばいいなと思います。わけあり物件で若い男女がシェアハウ…

夢路を迷う者たちを導く番人と少女の別れの話