ね子だるま

※小説家になろうサイトさまに投稿したものを修正→再掲 ※2019/10/15、富士見L文庫様より書籍発売 とあるオカルトスレに突然現れた霊能力者(？)が、スレ民とワイワイしつつ…

全員が性格破綻者で構成される、懲罰勇者部隊の刑務記録。 世界史上最悪のコソ泥、詐欺師の政治犯、自称・国王のテロリスト、成功率ゼロの暗殺者―― 彼らを率いる《女神殺し》の重犯罪者…

（第一章） 大陸公路の中継地点として発展してきた小国フロインヴェール。 隣国との開戦間近と噂され、緊張の高まるその首都サン・トガンでは、ノクターナル（夜の住人）と呼ばれる正体不明…

両親の都合により、父親側に引き取られるようになった樹節志貴野（きせつしきの）はそれがきっかけで母親とは疎通となり、引っ越した土地の学校でも大人しく陰キャな性格となった。 しかし…

日本のどこかの田舎。今年も訪れた夏、町では恒例のささやかな祭りに友人たちと訪れる中学三年の男子生徒、「小椋 蛍(おぐら けい)」。 なんでもノリと勢いで決めたがるお年頃。そんな調…

　十五歳の春、サンドルト辺境伯家の次男ハルヴェルは、傲岸不遜な軍国主義者である王女リディエラと出会った。当初、王位を狙う他に戦争まで企てていると噂される王女を軽蔑していたハルヴェ…

※書籍発売中、Ⅰ巻は構成変更し、大幅改稿してありますのでご注意を！ 戦時中に結婚した子爵令嬢バイレッタは、顔も見たことのない夫がいる。 ガイハンダー帝国陸軍騎兵連隊長アナルド＝ス…

　ある年のクリスマスイブ、ヴィンストン一家殺害事件は起きた。夫妻も長男も惨殺された中、当時七歳だった次男ルイルだけは生き残った。 　家族の惨殺死体を目にしたせいで心を壊したルイル…

　前世の記憶を持つ少年リュードは、暗殺一家の一人息子だ。六歳になった彼が依頼先で出会ったのは、前世のとある物語の当て馬ヒーローかつラスボスであった、オルバート・ギアシュヴィール。…

　アルクシアン王国第一王子ヴェネルディオには、生まれながらに前世の記憶がある。六歳のある日、婚約者であるフィルシーと初めて顔を合わせた瞬間、ヴェネルディオは己が復讐ものの漫画のラ…

　若くして辺境伯爵位を継いだライモントは、十八歳の冬、公爵息女であるシフォニアが第一王子から別れを告げられる場面に遭遇した。絶望のあまり第一王子と無理心中を図ったシフォニアは、王…