概要
婚約解消された好きな人に手を差し伸べた話
若くして辺境伯爵位を継いだライモントは、十八歳の冬、公爵息女であるシフォニアが第一王子から別れを告げられる場面に遭遇した。絶望のあまり第一王子と無理心中を図ったシフォニアは、王族の殺害未遂の罪で処刑が決まってしまう。そこで、ライモントはシフォニアを辺境伯爵領から一生出さないことを条件に、婚約者として迎えることにした。
生きる気力を無くしていたシフォニアは、辺境伯爵領の自然とライモントの優しさのおかげで希望を取り戻していく。また、第一王子との日々を過去のものとして整理すると共に、ひたむきに慈愛を与えてくれるライモントに恋をした。
秋が深まった頃、ライモントとシフォニアは互いの気持ちを通じ合わせた。そして婚約から二年後、二人は結婚の日を迎えた。
生きる気力を無くしていたシフォニアは、辺境伯爵領の自然とライモントの優しさのおかげで希望を取り戻していく。また、第一王子との日々を過去のものとして整理すると共に、ひたむきに慈愛を与えてくれるライモントに恋をした。
秋が深まった頃、ライモントとシフォニアは互いの気持ちを通じ合わせた。そして婚約から二年後、二人は結婚の日を迎えた。