モモチカケル

本作は巷にあふれる幕末物とは一線を画した個性的作品です。 横浜村の鎮守である弁天様が人々と交流する設定は、ファンタジー色が強いと思われるかもしれません。 しかしながら、細かい所まで…続きを読む

不可抗力で住み慣れた町を離れ、父の実家で慣れない暮らしを始める少女。彼女をめぐる同級生や関係者、それに九州北部の四季のうつろいが、水彩画のようなタッチでていねいにつづられています。…続きを読む

『九尾の狐』のキャッチコピーから当初想像していた内容を、良い意味で大きく裏切られました。 平安後期の激動を武家と貴族の軸のみならず、日本仏教史上の『革命』と言うべき思潮からも捉えた…続きを読む

民俗学や地質学、海洋史に人類学などの知識をバックボーンとしながらも、あくまでエンターテイメントに徹して描かれた読みやすい短編。 本来ならばお金を払って読むレベルの作品だと感じます。…続きを読む

好きなものを好きに書きたい。テンプレを書く意味を見出せない――。 そう思う方にこそ読む意味がある内容です。 非テンプレ物ばかり書いている私のような人こそ読むべき。 その上で好きな…続きを読む

ちょっと他に類を見ない衝撃作。 河童でもなければ尻でごにょごにょの経験も皆無なのに、なぜか尻子玉を抜くイメージが鮮明に全身に伝わってきます。 『尻子玉を抜く側』として物語に没入する…続きを読む

往年の少年ギャグ漫画にハマった人ならツボに入ると思われます。
『考えるな　感じろ』。このスタンスで読むことをお勧めします。

夢を追い、夢破れ、何十年ぶりに故郷に帰った研究者。 子供の頃に通った商店街は、すっかり様相を変えていて――。 短編ながら映画一本を見たような充足感があります。 生々しいBL表現は…続きを読む

トップページを開けば美少女美男子の絵にトレンドワードがあふれかえるカクヨムを媒体として、敢えてこの作品群を綴り続ける――。 内容もさることながら、その気骨に心を強く打たれます。 そ…続きを読む

　漢字が多い、見たことも無い単語ばかり――。 　ここで脱落せずに、ちょっとだけ頑張って読んでみてください。 　漢字の多さも、見慣れぬ用語も全部壮大なギミックです。 　無駄に（失礼…続きを読む