見月 知茶

桜の季節が来るたびに想い出す 美しく死ぬために生きた彼らの姿を 抗えぬ運命に逆らうことなく潔く 桜の如く共に散らんと咲き乱れる その時私は 夜空を照らすように 彼らの月で…

大人とは何かを考える中間管理職系女子のお話。

素晴らしい文化祭の裏にあるのはキラキラした青春だけじゃない！ 『リーダー』の命令に逆らえない少年、岩木京平。 彼の前に立ちはだかるのは、迫り来る納期、相次ぐ理不尽な要求、そして、…

　僕は君の顔を知らない。君も僕の顔を知らない。 　でも僕たちは出会い、夜の海で、二人だけの演奏会を行うようになった。 　誰かに聴かせるわけでもなく、ただその時間が続いて欲しいと願…

大学生の清原凪は就職活動に行き詰まっていた。偶然出会った古い書店。店主の老婆から語られるのは、今は昔、平安時代のとある女房の話だった。 一条天皇の御時、結婚に失敗した貴族の娘が…

妹が糸電話作ってた。（同作やリメイク版は、他サイトでも公開しています。）

島左近驚愕！？小生意気なおっさんだった三成がいきなりフレッシュなアイドル美少女に。佐和山はおっきいお友達さんでいっぱい？合戦近いのにどうすんの？天下分け目の関ヶ原、うつになりかけ…

　今となっては昔のことですが、竹取の翁というお爺さんがいました。お爺さんは野山に入っては竹をとり、色々な品を作ることを仕事としていました。

　2017年10月4日。東京で暮らす僕は、長野に住む彼女と夜空を眺めていた。その日はちょうど、とあるアニメの中で彗星が降った日だとかで、二人して盛り上がったのを覚えている。だけれ…

「古典の時間はお昼寝時間！」 古典赤点寸前の作者が描いた百人一首エッセイ。 読んでも成績は上がりません。

中学の国語の教科書に載っている古典を解り易く〖加害者〗が解説します。国語（古典）・社会（日本史）に、もしかしたら役に立つかもしれないし、立たないかもしれません。 彼の方の独断と…

【『5分で読書 驚愕のミライ』収録作】今よりも少しロボットが普及した近未来の日本。親に捨てられ、ロボットによって育てられてきたという『ロボット少女』のミライのニュースがセンセーシ…

京都三十三間堂近くにある小さなお寺に奉られた『血天井』。 そこには、歴史的な名将と、彼の親友との間の悲しいけれど美しい友情物語があった。

楽器屋の店頭で見つけたポスターを見て、 僕の心に何かが「降りて」きた。 音楽を聴くのは大好きだけど、 楽器をいじった経験はない。 それでも―― やってみようと思った。 やっ…

鎖国中の日本。オランダ商船が来るのを楽しみに待つ少女が一人。 ある日、船員から渡された手紙をきっかけに、少女は海の向こうへ行きたいと強く願うようになった。

趣味の歴史エピソードやちょっとした知識のお話です。 歴史って面倒くさい？ いやいや、そんなことありません。 所詮は人間の足跡。昔も今もあまり変わってないです（笑） 中高で学ぶ歴…

新撰組三番隊組長、斎藤一。 無敵の剣と謳われ、数々の乱戦を生き抜き、 暗殺や粛清、スパイの役割を担った男。 斎藤は、十九歳から二十四歳まで、京都で過ごした。 大学と大学院が京都…

2016年「あなたの街の物語」コンテスト　応募作品 平家の落ち武者が住んだという、 「祖谷」の里近く、 別の歴史的な秘密を抱えた里が存在した。 そこで、彼女が見たものとは・・・

秀幸は勉強が大嫌いな高校生。ふとした事故をきっかけに長い夢を見ることになる。長い夢、それは戦国時代、最後の大戦であった。

「あなたの街の物語」コンテストに参加。 京都、化野念仏寺で目覚めた男。恐怖に震える男の前が自分の正体に気付くまで。 短編です。

江戸幕府の財政を支える金山で栄える佐渡の地で、哀しみを背負い黙して生きる未亡人さやと、さやを姉のように慕う頭領の娘千代。遠方の地からやって来た男への許され得ぬ恋情。

信濃の小さな国衆（豪族）に過ぎない真田家は、甲斐の一大勢力・武田家の庇護のもと、どうにかこうにか生きていた。 ……のだが、頼りの武田家が滅亡した！ 家名存続のため当主・昌幸が…

真田源三郎信繁は、憧れの都会にやってきた。 とある喫茶店に足を踏み入れるが……。

　時は永禄三年五月。統一した装備に身を包んだ集団の中に異色の者が紛れ込んでいた。その男の名前は、前田利家。織田家において『槍の又左』と名の知れた剛の者であった。 ※『第二回　決…

桜の季節が来るたびに想い出す 美しく死ぬために生きた彼らの姿を 抗えぬ運命に逆らうことなく潔く 桜の如く共に散らんと咲き乱れる その時私は 夜空を照らすように 彼らの月で…