隠井 迅

  • 現代ドラマ
  • エッセイ・ノンフィクション
38作品

ライジング・コント集

『KAC2021』に投稿し〈皆勤〉した十作品を含む短編集で、ほとんどが現代日本を物語の舞台背景にしています。

『ハロウ・アンハッピー』は「カクヨムWeb小説短編賞2020」
『BＬＡＶＲＡ』と『Ｐ３』は「カクヨムWeb小説短編賞2021」
の〈中間選考〉通過作品です。
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作者のおすすめ順
#1

黄昏の分岐路／
隠井 迅

　とある大学の付属高校に通う高校三年生の伊達明憲（だて・あきのり）は、「江戸の六上水」をテーマにした卒業論文の現地調査のために、かつて神田上水があった関口台を訪れる。伊達が、螢の…
黄昏時に細道を通る時、人は、異なる世界に迷い込む
隠井 迅
未知との遭遇
一矢射的
#2

ハロウ・アンハッピー／
隠井 迅

十月三十一日、仲良し女子高生の萌美、メイ、かなのは、渋谷に行く予定である。夕方の放課後の教室に居残って、ハロウィンのメイクをしていた三人が、渋谷に急ぐため、駅までの近道をしようと…
  • 残酷描写有り
ハロウィンの宵、異界の扉が開かれる
隠井 迅
#3

国民〈在宅〉化計画／
隠井 迅

KAC2021 01回目「おうち時間」参加作品 　緊急事態宣言下のある日、大学生、滝田壮（たきたそう）の下宿に小包が届けられる。それは、ＶＲとＡＲの両方で遊べる新たなゲームハー…
「KAC20211」ゲームにのめり込んじゃうとトイレさえも面倒なのです
隠井 迅
#4

限界突破・スプリンター／
隠井 迅

KAC2021 02回目「走る」参加作品 　高校で陸上部に所属する＜ウチ＞らの目標は、四継で北関東大会に出場することだ。しかし、ここ数年、惜しいところで出場を逃していた。新たに…
「KAC20212」先輩は今日も変わった練習法を思い付いたみたいです
隠井 迅
#5

ちょうかんちょっかんちょっかんちょう／
隠井 迅

KAC2021 03回目「直観」参加作品 　国語の時間、帰国子女の東勇樹（あずま・ゆうき）君は、国語担当の軽部先生に、漢字の学習なんて無意味だって食って掛かっていました。それで、…
「KAC20213」漢字なんて絵です、それが先生には分からないのですよ
隠井 迅
#6

フィクティ部／
隠井 迅

KAC2021 04回目「『ホラー』or『ミステリー』」参加作品 　美土里丘高校の文芸部、別名、＜フィクティ部＞では、春＜合宿＞が催されていた。その強化合宿では、物語力を鍛え上げ…
「KAC20214」物語創作を楽しもうぜ、メイク・イト・フィクティヴ！
隠井 迅
#7

あいつらに明日はない／
隠井 迅

KAC2021 05回目「スマホ」参加作品 　私は、自分の事務所のある新宿の雑居ビルのエレベーターで、若いカップルと乗り合わせた。その時、私が旧いスマフォを弄っているのを目にした…
「KAC20215」＜化石＞扱いのスマフォを現役で使っていますが何か？
隠井 迅
見た目ではわからないこと
一矢射的
#8

名も顔も知らぬ仲間達／
隠井 迅

KAC2021 06回目「私と読者と仲間たち」参加作品 　大学の卒業式で嫌な事があったその翌日、新井萌果（あらい・もえか）は、自分の作品が最終選考まで残っているコンテストの受賞式…
「KAC20216」あなたにも喜びを分かち合える真の仲間がきっといます
隠井 迅
これほど書いている者たちの心を揺さぶる話はない
白川ちさと
#9

プライム・ナンバー／
隠井 迅

KAC2021 07回目「21回目」参加作品 　中一の二十一素（つるいち・すなお）は、幼馴染の因美奈（ちなみ・みな）と一緒に、数学の素因数分解の宿題をすることになった。この日、素…
  • ★80
  • 恋愛
  • 完結済 1話
  • 3,584文字
  • 更新
「KAC20217」僕たちの想いは最初からプライムだったのかもしれない
隠井 迅
#10

オシにオチて／
隠井 迅

KAC2021 08回目「尊い」参加作品（長編『推等と旅するヲタク達』のプロトタイプ作品） 　四十歳の誕生日を迎えた日、南森義武（なんもり・よしたけ）は、たまたまテレビから流れて…
「KAC20218」とうとう見つけてしまったんだ、俺のお姫さまを
隠井 迅
生きがいがあるから人は生きていける
一矢射的
#11

舞台・アローン／
隠井 迅

KAC2021 09回目「ソロ〇〇」参加作品 （『虚構の中の都市空間』概論） 　僕の趣味は物語の舞台背景になった地を巡る、＜舞台探訪＞である。その旅の仕方はちょっと独特で……。 …
「KAC20219」ソノ旅、独特すぎるんだよ
隠井 迅
もはや崇拝に等しい
一矢射的
#12

決意の宵に／
隠井 迅

KAC2021 10回目：「ゴール」参加作品 　大学の合格発表の日、それは一年間の努力のゴールの日であった。一浪中の櫻川潤一郎は、その目で自分の合格を確認するために、第一志望の大…
「KAC202110」希望から絶望へ、そして僕は決意する
隠井 迅
「失敗した後の振舞い方」、大学受験は人生の振舞い方の練習でもあります
雨 杜和（あめ とわ）
#13

ＢＬＡＶＲＡ／
隠井 迅

『カクヨムWeb小説短編賞2021』「実話・エッセイ・体験談」中間選考通過作品 　〈VRA（拡張現実旅行）〉とは、筆者の造語で、タブレットでアニメを視聴しながら、現実空間を経巡…
端末を片手に現実世界をブラゔら、それが僕の物語の舞台探訪法〈ＶＲＡ〉だ
隠井 迅
作者の想定を超えた楽しみ方
一矢射的
#14

Ｐ３／
隠井 迅

『カクヨムWeb小説短編賞2021』「実話・エッセイ・体験談」中間選考通過作品 　二〇二Ｘ年、世界は〈感染症〉の猛威に見舞われた。 　とある大学講師・隠井迅は、この〈パンデミ…
とある大学講師の三つの〈Ｐ〉を巡る物語
隠井 迅
#15

僕のイヴェ録／
隠井 迅

KAC2022 02回目：「推し活」参加作品その１ 東京でアニソンのイヴェンターとして〈推し活〉をしている佐藤冬人は、自分がイヴェンターになるキッカケとなった、二年前に感染症前…
「KAC20222」これが僕のイヴェンターとしての始まりの物語なのです
隠井 迅
#16

推し活は十八切符とともに。／
隠井 迅

KAC2022 02回目：「推し活」参加作品その２ アニソンのイヴェンターとして〈推し活〉をしている、東京都在住の佐藤秋人（兄）は、ライヴに参加するために広島を訪れていた。しか…
「KAC20222」突然の〈最推〉イヴェ、広島から東京への最安の回し方
隠井 迅
知恵を回し全国を廻れ
アクリル板W
#17

初体験物語／
隠井 迅

KAC2022 02回目：「推し活」参加作品その３ 今、アニソンのイヴェンターをしている「私」が〈おし活〉をするキッカケは、三十年前の平成三年三月三日にデビューした、アイドル・…
「KAC20222」はじめての〈お気に〉との出会いと別れと再会の物語
隠井 迅
#18

僕らのシブヤ探訪／
隠井 迅

KAC2022 02回目：「推し活」参加作品その４ 秋人と冬人のヲタク兄弟は、〈おし〉ているアニソン・アーティストが主題歌を担当しているアニメ作品『進化論遊戯』の舞台であるシブ…
「KAC20222」今日はシブヤで五時、ヲタクの朝は早いのです
隠井 迅
オタクSUGEEEEE！！
一矢射的
#19

〈オス〉って何／
隠井 迅

KAC2022 02回目：「推し活」参加作品その５ 　大学生イヴェンターの佐藤秋人（兄）は、とある大学の学園祭に出演する〈最おし〉のミニ・ライヴのために、北海道を日帰りで訪れて…
「KAC20222」完全なるアウェイ、今、〈おまいつ〉の真価が試される
隠井 迅
#20

我が唯一の願望／
隠井 迅

KAC2022 03回目：「第六感」参加作品 　第二外国語のフランス語の講義の中で、講師の隠井迅は、パリのカルチエ・ラタンにあるクリュニー中世美術館に展示されている『貴婦人と一角…
「KAC20223」パリで『貴婦人と一角獣』を直で観た時、私は直感した
隠井 迅
#21

そのコメディで笑えない／
隠井 迅

KAC2022 04回目：「お笑い／コメディ」参加作品 　フランス語の講義の終了後、文学少女然とした一人の女子学生が、十七世紀フランスの〈喜劇〉作家モリーエルの劇作『ル・ミザント…
「KAC20224」わたくし、たとえ誤解したとしても只では済ませません
隠井 迅
#22

古代飯を再現してみました／
隠井 迅

「料理研究家リュウジ×角川食堂×カクヨム グルメ小説コンテスト」参加作品 　地元の山口県の岩国で、オンライン・ミーティングアプリで〈在宅〉受講をしている吉川美広（きっかわ・みひろ…
「グルメ小説コンテスト」ギリシア神話に出てくる料理が食べてみたい
隠井 迅
#23

上弦の月が開く光ある夜の世界／
隠井 迅

KAC2022 05回目：「88歳」参加作品 　二〇一八年八月、小学六年生の「ぼく」は、夏休みに、お母さんの実家がある北海道の洞爺湖町を訪れた。洞爺では、七夕が〈八月七日〉に行わ…
「KAC20225」北海道の七夕って、八月七日なのですよ
隠井 迅
紐解かれる古の暦が、指し示すもの
月花
#24

〈異〉への扉／
隠井 迅

　〈私〉は、大学入学を控え上京した甥を連れて、カレーを食べに神保町を訪れ、その後、二人で神保町の古本店巡りをした。その際に、私には見覚えのない路地に入った甥は、見知らぬ古本店の敷…
KAC20231「本屋」神保町の古本街には〈異〉なる世界への入口がある
隠井 迅
#25

じゃあね、テディ・ベア／
隠井 迅

　大学生の佐東冴若（さとう・さわか）は、〈おし〉のアニソンシンガーの秋の全国ツアーを〈全通〉する為の費用を稼ぎ出すために、夏休みの間ずっと、炎天下の中、着ぐるみショーのアルバイト…
KAC20232「ぬいぐるみ」気付くと僕は〈おし〉のテディになっていた
隠井 迅
#26

ライヴ・ルツボ／
隠井 迅

　アニソンのイヴェンターの冬人は、ライヴ・ハウスでの声出し可能なオルスタ・ライヴに初めて参加する事になった。感染症後にイヴェンターになった冬人は、ライヴ・ハウスの昔を知らない。そ…
KAC20233「ぐちゃぐちゃ」ライヴハウスはイヴェンターの坩堝である
隠井 迅
#27

満月が輝く夜空の下で／
隠井 迅

　葵は、打ち上げの後、ライヴの余韻に浸りたくなって深夜の武道館を訪れる。そして、満月と大きなタマネギの下で、葵はとある邂逅を果たしたのであった。
  • ★58
  • 恋愛
  • 完結済 1話
  • 777文字
  • 更新
KAC20234「深夜の散歩で起きた出来事」出逢いは夜の武道館でした
隠井 迅
#28

君のヒラメ筋をきたえたい／
隠井 迅

　中学二年生の軽山稼頭央（かるやま・かずお）は身体が弱かった。そんな彼の楽しみは、筋トレ理論の独自研究で、放課後には教室からグランドの陸上部の練習を眺めながら独自のトレーニング・…
KAC20235「筋肉」役立ちたいって思っていたら君の筋肉になっていた
隠井 迅
ヒラメ筋の重要性に気づかせられる名作
坂崎文明
#29

奇妙鉄道７７７／
隠井 迅

　小学六年生の陸奥むつひは、平成六年六月六日六時六分に誕生したので、〈むつひ〉と名付けられた。しかし、ある日、アメリカの古いホラー映画を観た同級生から、六月六日が誕生日である事を…
KAC20236「アンラッキー７」バイ、不幸なる六、ハロー、幸福の七
隠井 迅
#30

すべてが真になる／
隠井 迅

　赤塚眞（あかつか・まこと）は、今年の四月に中学に入学したばかりの新入生である。しかし、新学期そうそう、寝坊によって遅刻をしてしまう。折悪く、眞の中学では遅刻撲滅週間が実施されて…
KAC20237「いいわけ」真の能力は実は世界から保護されているのです
隠井 迅
#31

転生したら真っ赤な小型珍獣だったので次の輪廻では人に生まれ変わりたく存じます／
隠井 迅

KAC20241「三分」といえば『ウルトラマン』かの作品へのオマージュ
隠井 迅
たった2,000文字の掌編なのに特撮映画を一本見終わったようだ
綾森れん＠精霊王の末裔👑第7章連載中
#32

敷居の先の異世界で転移スキルを手にしたオバサンは、現実世界での推し活を夢想する／
隠井 迅

　
KAC20242「住宅の内見」息子の合格か空間転移か、それが問題である
隠井 迅
美しい京都の景色をバックに繰り広げられる、どこかシュールな会話劇
綾森れん＠精霊王の末裔👑第7章連載中
#33

賢人の贈り物　～モスクワより愛をこめて～／
隠井 迅

  • ★42
  • 恋愛
  • 完結済 1話
  • 1,593文字
  • 更新
KAC20243「箱」ロシアに留学中の彼氏から届いた小包を開けてみたら
隠井 迅
#34

ききみみほちょうき／
隠井 迅

KAC20244「ささくれ」動物エンでは子パンダがじゃれあっていました
隠井 迅
#35

転生したらペンでした／
隠井 迅

  • 性描写有り
KAC20245「はなさないで」モンブランは万年筆でケーキで欧州の白山
隠井 迅
#36

ぼくたちは注文ができない／
隠井 迅

KAC20246「トリあえず」取り敢えず注文をしたのは生ビールと焼き鳥
隠井 迅
#37

どの色おもい　～桃木アカネの憂鬱～　／
隠井 迅

KAC20247「色」この日、選抜されたメンバーの担当色が決められた
隠井 迅
#38

オーイワヨシマサには見る目がない／
隠井 迅

KAC20248「めがね」が壊れたので神保町の不思議な古道具店に赴いた
隠井 迅