キノ猫

あなたは、手紙を書いたことがあるだろうか。電車にでも乗れば、視界の一面がスマートフォンで埋め尽くされる現代。直筆で想いを伝えることは、物珍しくなってしまった。しかしそれは、大事な…

基本的に意味がわからない人だけど、卒業後にぼんやりと寂しさが募ってくる先輩のお話です。みなさんの学生時代にも、そういう方はいましたか？

容姿が女の子みたいと揶揄され、周囲に馴染めない男の子がいました。澪という子です。澪は、ある出来事をきっかけに、言葉が上手く話せない「吃音症」になってしまいます。それも拍車をかけて…

創作です 繋がって読めるようになってます

７月９日。■■県■■市の高校で、一人の男子生徒が傷害事件を起こした。 殺意への恋が成就したらどうなるかを、あの夏、ゴリアテは身をもって証明してくれた。

「飼い主さんが大好きで溜まらない」猫たちは、飼い主さんの恋愛事情に右往左往して大騒ぎ。飼い主さんを幸せにするために影で暗躍し、にゃんハッピーを目指す！。そんな猫たちが主人公の1話…

生きてる少女が知っている、死んだ少女のお話です。

優子から「男っぽい」と言われる美華。美華がかつての恋人である陽（あきら）を思い返していると、優子はその陽と付き合っていると言う。

卒業の時期なので。 関係ない話だけど、もっと先輩と仲良くなりたかったなあ。

やたらと藍を好むアイの話。 実はちょっとだけイメージカラーにこだわってたり。

お父さんのことが大嫌いだった女の子が、ほんとうのお父さんに出会うお話。

最近、透とは上手くいってない。今週ずっと透はぶすっとしていて、春樹に話しかけてこなかった。思い当たる原因はひとつある。 透に連れられ訪れたのは夜の学校。 春樹たちはまだ子どもで…

「私が死ねるようになるまで、手伝ってくれないかな？」 この一言から、俺と御子柴の夏は始まった。 淡々と死んだように流れていくだけだった時間、そんな止まっていたも同然な俺の現…

田舎に暮らす芝崎賢太は、発達障害をもつ幼馴染である七瀬朱里の余命があと1ヶ月であることを告げられる。そこで彼女から｢デートに連れて行って｣という強引な頼みを渋々引き受けることにな…

氷の魔女と呼ばれるネージュは、少女のような外見で千年の時を生きている。凍った領地に閉じこもっている彼女の元に一人の旅人が迷いこみ、居候として短い間、時を共にするが……。 ※小説…

ミタカミシロさんの自主企画「煙草と少女」のために書いたお話です。主人公がつらい現実に直面してしまった少女に拙いながらも誠実に向き合うお話です。最初はダークな感じにしようと思いまし…

俺、大嶺新はため息が出るほど普通の高校生。しかし、ある朝身の回りで奇妙な出来事が起こり始めた。困惑する俺の前に現れた謎の転校生、寿潤は自らを「霊能者」と名乗り……⁉︎ ※ カク…

いつからだろうか、僕ら差は不登校性になって行った。 いつの間にか家にひきこもるようになった僕だが、ある日転校生が僕の家に来た。 理由はプリントを届けに来ただけだが、その日か…

ちょっとした時間に、3分くらいにパッと読める短編集です。 随時更新していきます。

明日からは別々の学校へ通うこととなる紗英と律が、バス停で交わす最後の会話。たった一言に込めたこの想いが、彼と同じでありますように……。

私たち家族を繋いだのは青という色と何通もの手紙でした。 始まりは今はもう亡き父の手紙。母に向けた最後のラブレターです。それからというもの、私と母は大切なことは手紙で伝えるようにし…

テーマは、名探偵の××。 短編です、一気に読めます。

お嬢様育ちの「わたし」は教育意識の高い母親に育てられ、友達もいない世間も知らない内気な女の子でしたが、中学にあがると、母親の束縛は少し緩まってちょっぴり自由が生まれました。そんな…

過去の記憶が変異し、やがて患者を蝕んでいく病『精神癌』にかかった恋人と過ごす、平成最後の夏の話。

バレエを知ってる人も知らない人にも読んで頂けるよう努力しました。バレエの世界で割と日常茶飯事な美しく、暗い物語です。

俗に運命の赤い糸と呼ばれる“人の恋心”が視える少女と、叶わない恋の糸の話

笑うとホントに草が生えるようになったお話。 カクヨム甲子園ショートストーリー部門にて、読売新聞社賞をいただきました。

誰もが感じたことのある「ノスタルジー」をテーマに、失われた初恋とその顛末、そしてはじまりを書きました。掌編連作。

コンクール用作品の原案を清書したもの。都会が苦手、の由縁。

静かな家にハサミの音が鳴り響く。 それは妻が発するものだった。

思いを上手く伝えられない彼女と馬鹿正直な彼。 恋人同士の2人は今日、別れる。 彼女のガタガタな前髪を彼が切ってから。

これはとある作家の長くて短い時間のお話です。 貴方の感動する小説とは何でしょうか？　少しでも考えて頂ければと思います。 こんな重たい内容で良ければ読んでやって下さい。

君との最後の夏、俺はどんな想いだったのだろう。 君は、どんな想いで俺と過ごしていたのだろう。 高校三年生の夏。大切な人を亡くした青年の話。

普段の彼は無口で、何をするにしても無駄なくこなすから、彼のことを知るのは難しい。 けれど、書籍の積み重なった部屋の片隅にぽつんとあるピアノを弾くときだけ、彼の感情は私の中に映った…