真花

少女は止まっているものを指さして「うごいてないね」と言う。 少女はいつでも、どこにでも現れて言う。「うごいてないね」 青年はそれが何故止まっているのかを説いていく。 少女と青年の…

「気にしすぎ」大学生の手記。

白雪姫は、毒だと知りながら毒林檎を食べたんじゃないか

ある日蘭と杉ちゃんは、画家の小濱秀明が主催している、展示会に行った。そこで出会ったのは、知的障害を持つ女性たちであった。彼女たちが抱えている、本当の悩みとは？ あまりアップダウン…

普通の学校の中で授業中唐突に一人の女子生徒が銃を取り出して自殺を宣言した。 半信半疑ながらも騒然となる教室、そして止めに入った一人の男子児童。 だが彼は少女の手によりあっけなく殺…

　29の年にして、作曲家として十分に食えるところまで成功を収めた主人公。彼の人生は世間一般でいう、満ち足りた人生だ。それは彼も認めているのだ。だけれども、どれだけ成功しても 　…

ある貧しい村で起きた、短いお話。 新作の異世界モノもよろしくお願いします。 ↓「過ちの王から始める異世界選択」 https://kakuyomu.jp/works/168169…

よく食べてよく競争する男の子と、ゆっくり食べてほしいお母さんの短いお話。 高校の頃弟がよく「ゆっくり食べなさい！」と言われてるのがなんか気になっててできた短い話。 高校の頃に書い…

　社会人になり上京して一人暮らしを始めた俺は、得た自由の代償に最近少し『独り身故の孤独感』を味わっている。 　しかしある日、ツイッター巡回中にとあるツイートを見つけてしまった。…

ある日エレベーターの中に閉じ込められている１匹のクモ（ハエトリグモ）を助けたぼく。 そして時は過ぎ、自ら命を絶とうとしているぼくの前に、かつて助けたクモが現れる―――― ※うつ…

頭の中のイメージより数倍老けて醜い女が愛想笑いを浮かべ、鮮やかな色を纏う初対面の女性に媚びている。 わたしには、なにもない。

思春期を迎え、アイデンティティの確立とかなんやらで、改めて自分と父の関係を見直す娘。 父は、寡黙で愛情らしい愛情を表現するのが下手な男のようだった。 果たして自分は愛されているの…

散文集です。僕の心です。

彼氏が浮気しているかもしれない、そう友人から相談される主人公。 的確なアドバイスもできず、いつの間にか思い出の深大寺に向かっていた。

主人と居酒屋を営むチヨは真夜中に目が覚める。不安な覚醒で連想されるのは、遠い昔に聞いた祖母の昔話。やがて、階下に物音がして―— ※去年の坊ちゃん文学賞に応募した落選作を、リライ…

下宿先の出戻り娘に「クズ」呼ばわりされる俺は、バイトを一ヶ月続けたら一万円という賭けをする。 ※去年「坊ちゃん文学賞」に応募した落選作に、若干の修正を加えました。 ちなみに作…

ある夕暮れ、「私」は急ぎ早書店に向かっていた。 情熱も、偽りも、黒はすべて塗り上げてくれる。戻してくれる。

なんだか定期的に死にたくなる私は、救いを求めて憧れの先輩にメールをした。 「なんか、もう死にたいです」 すると、先輩は講義を抜け出して、私んちの最寄り駅まで来てくれた…

　都内の美大で日本画を専攻している保は、自信を失っていた。自分の作品は、どこか表現したいものを表現しきれていないようなもどかしさがいつでも付きまとっているように思えた。 　ある…

　初投稿です。人生を早々に諦めたとある中学生の歯車が、ある出来事をきっかけに動き出します。 　モチーフは自分が数年前に作詞作曲したボカロ曲です。

　終戦後も戦場の悪夢に囚われたままの追放聖女と戦禍の記憶を消し去りたい銃後の人々の物語。 　僕の婚約者はかつてセプテントリオの妖精姫と呼ばれていた。 　銀糸のような癖のない髪に…

川村真人は学校でいじめられていた。ある日、転校生の相川が彼の前に現れ、何かが変わっていく………。 「死ぬことの意味」のサイドストーリーです。

当日にデートをキャンセルされた橋口君。彼は代わりにと私をイタリア料理に誘ってきた。

新感覚メッセージアプリ＜ボトルメール＞ 　　　　〈ボトルメール〉に　アカウント登録はない 　　　　〈ボトルメール〉に　返信機能はない 　　　　ボトルメールは　いつどこへ流れ…

学校の4階から飛び降りた私。地面を侵食する血。壊れた目覚まし時計のような周りの人たちの悲鳴。醜い肉体に向けられるスマホのシャッター音。 そんな光景を、私の魂はプカプカと浮かびな…

　国民の9割は現実的な問題、要は今晩のご飯とか、翌朝の出勤とか、来月のクレカ支払いに頭を抱えているというのにね。

ヒップホップスターに憧れる大学生の賢人（ケント）は、路上で行われていたフリースタイルラップのサイファーに参加して、散々な目にあった。 その経験と翌日に授業で聞いた話をヒントに「…

コロナ禍で密にならない娯楽として、最近人気に火がつき始めたゴルフ。 ゴルフを知らない人でも、これを読めば少しだけゴルフの楽しさが分かります。

小学2年生の時、母は突然僕の前から姿を消した。僕を捨てた母に聞きたかった事がある。僕のことを愛していたのかどうか。母の死から、さまざまな真実が紐解かれ……

俺は働かない。学校にも行かない。俺はキングだからだ。しかし俺には使命があるのだ。

私はあるビール好きなマスターに仕えるロボット。そして、今日もマスターは戦いに行く前夜だというのにビールを飲んでいる。これはビール好きなマスターとそれに仕えるビールの「味」が分から…

普段はハッピーエンドが好きなのに……何故かバッドエンドになってしまった、そんな物語です。救いがないのが苦手という方はごめんなさい。m(_ _)m

転校生はかなりの美少女なのに、いたずら好きで虚言症。そのギャップにクラス全員ドン引き。隣の席の僕になぜかつきまとい……。

私は毎晩、悪夢に悩まされていた。 この悪夢から解放される答えは子宮にあるのかもしれない…… 悪夢も私を産み出したのも子宮なのだから。 ※本作の一部または全部を作者の許可なしに引…

赤くて丸い標識に、呪詛と悲鳴が、こだまする。 学校からの帰り道。悔悟と懺悔が、ついてくる。 ＊＊＊ 本作は「学校の朝読で読みたい短編小説」用の応募作品です。 選択テーマは…

数分足らずで読めるショートショートです！ オチの斬新さと文章の読みやすさを大切にしています！ ☆おすすめの話 　『神』 　『彼方』

警告 本作には不穏当かつ非常に不条理な内容のみ存在し得ます。それでも良いという方のみ、この先にお進み下さい。

　三国時代を統一によって終わらせた西晋王朝の末期。 　かつて南中と呼ばれた寧州で、蛮族の反乱によって孤立した州城。今は国中が内紛の只中にあり援軍も望めない。絶体絶命と思われた城を…

古代ローマにおいて、剣闘士試合は最も熱狂的な見世物の１つであった。コロッセオに立った剣闘士と罪人たちは、流血と歓声、剣戟と悲鳴の中で、何を思い、何を見たのか。コロッセオに住み着い…

太古の昔、一人の少年が、少女と出会った。 全ては、そこから始まった。 ※コメディではありません。SF要素もありません。ファンタジーでもありません。しいて言えば、おとぎ話です。 …

開元22年（734年）、唐で没した遣唐使と、彼の見た悪夢の話。

※このお話はフィクションです。 人生いろいろあった４０代。 もう人生終了のお知らせ？ばーか、何度でも始まるのよ、あきらめなきゃね！

スクールカーストの頂点に立つ、アヤカに“攻撃”されるワタシ。 そんな歪んだ高校生活をぶっ壊したのは、PUNKを愛する彼女たちの、揺るぎ無いTHEORYだった。

同性愛者であるが故に迫害され、パートナーを庇い夢半ばにして殺された雄ガエル “ミュー”。 魔女蜘蛛と契約した彼は『25歳までにダンサーになるという夢を必ず叶えること』を条件に人間…