katsumi1979

ダンボールに詰められた魂はゆらゆら揺れる。 とめどない時間の流れにさらされながら。

2060年────それはのちに科学技術の最盛期と言われ、石油製品から水素製品へと変わって行く、言わば‪”‬時代の転換期‪”‬。 人の暮らしは楽になり…しかし、いつの時代も‪”‬争…

　剣の奥義は『五輪書』にあり。煮込田楽の奥義はこの『おでんの書』にあり。 　吾ながら偉そうに大上段に構えていますが、おでんで一杯やることが何よりも大好きな僕が、極めて無責任かつ恣…

私は今日も今日とて、にっがいブラックコーヒーを飲むんです。 時々砂糖も入れます。 でも、ミルクは入れません。 ＊noteにも投稿しています。 ＊不定期更新

小学生の時、ふざけて学校の屋上で遊んで、落ちて。それが私が幽霊になる前の最後の記憶だった。私にいつも花を持ってきてくれる同級生の男の子への、温かいこの気持ちの答えを知った時、止ま…

作者不詳のアプリゲーム、“インスタントディテクティブ”。これは、たった3分で終わってしまうこの推理ゲームをやり込み、研究し尽くしたとある一人の男の話

　時代は平成から令和へと移り変わる時。 　日本には未だに妖怪や幽霊の仕業によって命を落とす者も存在していた。そんな害悪を長年祓い続けている一族がいた。それが天皇であった。天皇は三…

私は怒っていた。 彼（夫）に約束をすっぽかされて。 でも、いつものように仲直りして、彼が支度をしている間に、昔の事を思いだしていた。 「しりとり」で始まった、私たちのお付き合いの…

50の回答です。

車庫にいつも止まっている古い車がある。動くのは1ヶ月に一回だけ。 何故、あの車があるのかを、父に聞いてみた。

ピンクムーンの夜。月はとても濃厚だったから、 ぼくは深刻な表情の撫子（なでしこ）さんを、追わない訳には行かなかった。 一話完結のショートストーリーです。

一番ってひとつじゃないと駄目なんですか？ そんなのおかしい。 だって人は次々に違う人を好きになる。 だったら一番はひとつじゃない。

《月葬》それはなにも遺さない葬式だ。だから廃れた。 けれどもわたしは今宵、双子の姉を月に葬る。姉を愛するがゆえに。 「ね、ふたりだけのお葬式をはじめようか、姉さん」 わたしに…

タイトルの通り。今まで投稿した作品の制作過程とかを徒然書いてくんだべ。文体が適当だから読みにくいんで、気をつけてくれ……。

２０００字程度の怖い話を蒐集して行きます。続きものじゃないのでどこから読んでも大丈夫です。気になるタイトルがあればどうぞ。

これは僕が中学生の頃の話。 しばらくたった今でもなお、ずっと後悔している思い出の１つ。 始まっているようで始まってすらいなかった恋愛の話。 この恋愛は、僕が台無しにしてしまった…

……1/2…… ちなむとこれ、トシ電の外伝です。 今後、繋がりが見えてくるかも……？ こちらよりの本編を読んでほしい欲求……

内気で周りの意見に振り回されてしまう女子高生の”私”こと前原と、その前原に好意を寄せ、心霊スポットに誘う宮脇。遊び半分で訪れた心霊スポットで本物の霊と遭遇してしまう高校生の話。 …

何にも知らず、よっしゃいっちょやったるかいと調子に乗って大した推敲もせずゲラゲラ笑いながら酔っ払いながら書いたカクヨム初投稿作品にして自分の黒歴史作品です。 本当は削除したいの…

　結婚三年目。子供なし。 　ホワイトデーどころか結婚記念日すらも忘れる夫。 　かつて思い描いていた「奥さん」や「お母さん」の姿とは程遠い私。 　幸せって、何だろう？

サクラコのお婆ちゃんは薬屋さん。 サクラコはある日薬草採取をしていてオトコノコを拾ってしまう。 年頃になったサクラコさんは薬屋さんを継ぐ。 弟のユウキはその手伝いだ。 恋愛話…

五年前、魔術師のハルは人身売買にかけられていた少女、リーナと出会う。それから時が経ち現在、彼女は十七歳となり、今ではハルを凌ぐほどの魔術師となった。そんなリーナを見て、師匠である…

日ごろの誰かの会話や、思いつきなど書きました。 替え歌は、3歳の息子です。

放課後、俺は少し前から付き合っている彼女とデートへ行く。 その彼女は軽いツンデレだが、時折みせるデレがとても可愛い。 そんな彼女と俺の放課後の物語。

僕のクラスでは今、心理テストが流行っている。ある日、隣の席の才川が友達といつもとは一風変わったテストをしているのを、僕は横で聞いていた。そのテストとはサイコパス診断テスト。 思え…

高校生でありながら重度のソシャゲ廃人である俺・春日部蒼人は軍資金を稼ぐため、ネット広告で見つけたレンタル彼氏なるアルバイトを始めることになったのだが……お年頃で最近言葉も交わして…

ここはグリム童話のキャラクター達が暮らす国、グリムキングダム。ある日、赤ずきんのもとに眠り姫が訪れます。眠り姫は、グリム童話をさらに盛り上げるためツイッターをすると言い出しました。

　中学バスケット東京都ナンバーワンとなった東村中学のスタメン5人。彼らは、高校も同じ所へ入り、次なる目標「全国制覇」を目指していた。　しかし、そのうちの４人はそれぞれの理由から次…

気がついたら、私のそばにはあなたがいた。だからずっとあなたを見つめていた。これは、近くて遠いあなたに触れた、最初で最後の物語。

嘘とエイプリルフールを嫌う少年に訪れたのはある人物との再会だった。

俺と彼女の沙也加は、毎年必ず４月１日に嘘を吐きあっている。 ちなみに、沙也加が俺に告白をした日も、４月１日だった。 今年、妹の明奈が俺にこんなこと言ってきた。 『何で沙也加さんが…

異世界転生したハルトは静かに過ごすことを望んでいた。しかし、ハルトの友人であるアリシャ・ビブラニカに平穏な時間を邪魔される。ハルトは、一緒にダンジョンに行こうというアリシャの誘い…

ある日、会社で新たに開発されたスマートウォッチ専用アプリ「見えるストレス」のモニターに抜擢された僕は、なるべくストレスを減らそうと様々な行動を試していく。

【KAC2022参加作品】 会社で落ちこぼれの僕を、美人で優秀で有名な鳥川先輩がなぜか焼き鳥屋へと連れて行ってくれた。 そこで僕は見たことない先輩を目撃するんだ……

【KAC2022参加作】自殺しても死ぬことができないめいちゃんは、自殺した日々の出来事を、日記に書き始める。そこには彼女の苦悩の日々が綴られていた。

結婚することになったと家族に報告するため、久しぶりに実家に帰った凛菜。その翌日、実家の家事全般を担っていたアンドロイド「イズミ」が故障して動かなくなってしまった。殺風景なイズミの…

幼馴染と同棲することになった。 初日に、彼女は日記をくれた。

私は、気がついたら病院にいた。事故で一時的に記憶を失った私の前にいたのは、両親、友達、そして見知らぬ男性だった。毎朝一番にお見舞いに来る彼と喋るうちに、私は彼の記憶を少しづつ、取…

遊女「地獄」とその女童「のぎく」。ふたりの出会いと別れ、そして遊女「地獄」が、彼女に見せたかったものとは？

つい何気なく手に取った一冊の日記帳が始まりだった。

【KAC2022参加作品】 これはアタシの思い出がいっぱいつまった日記！ いやー、人にみられるのとかちょーハズかしいんだけど、まぁーちょっとだけ！　中身みせてあげるね♪

大口 原雪（おおぐち げんせつ）、－コードネーム：ハンドラーＤ（帝国特殊作戦隊員）－。 望月 巫女（もちづき みこ）、－コードネーム：ゴシップ（帝国秘密諜報工作員）－。 長鳴鶏 …

不注意で転倒し、頭部を強打した千春はここ１～２年の記憶を失っていた。 入社３年目の千春の記憶は、新入社員の頃にまで戻ってしまっている。 千春は日記を付けていた。 パスワード付きの…

夏休み、友達の家に行った俺は机に置かれた日記に気がつく。宿題の参考にしようと思った俺は興味本位でそれを覗いてしまった。(KAC2022 11回目お題　日記) 追記:他者の差別や…