概要
恋が何かも知らないうちに、私は幽霊になった
小学生の時、ふざけて学校の屋上で遊んで、落ちて。それが私が幽霊になる前の最後の記憶だった。私にいつも花を持ってきてくれる同級生の男の子への、温かいこの気持ちの答えを知った時、止まっていた時間が再び動き出す……
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!このタイトルの意味がわかったとき、貴方はきっと胸を打たれる――
御角さんの小説はどれもよきなんですが、この作品も例に漏れずよきなのです…!
「クロノスタシス」という言葉の意味、皆さんはご存知でしょうか? 私は「何だったっけなあ…」と頭の片隅で思いながら読み進めたんですが、そのタイトルに隠された意味が明かされたとき、「そ、そういうことか…!!!」となりました。「クロノスタシス」という言葉から、こんな素敵な物語が生まれるなんて、やっぱり御角さんはすごいなあと再確認です。
ラストの一文もすごく好きでした! 短めの物語なので、すぐに読めちゃうこと間違いなしです。おすすめの作品なので、よかったらぜひ読んでみてください〜!