作者様から感じられる『おでん愛』ここに極まれり!
古今東西おでん。おでんの色んな事が知れる語り書ですね。
「あ、そうなんだ」「へぇ!」ふむふむと読み進め、後半には作者様と
同じくマイおでんの具を脳内で勝手に選んでいましたよね。
自分も年を重ねるごとに食べ物の好みも変わってきて、頷く事多し!
ハフハフ食べて、お酒もチビチチいきたいですなぁ~。
個人的にこういうのがいいんだよ、な文字詰め具合でたまりません。
作者様判断であろう、ちょっと「ん?」と思われる漢字にはルビが
ちゃんとふってあったりしていて、文字量にさえ目が慣れれば
読みやすい文章であるし、私には小気味良く感じられて、
すごく良いなぁと思う『おでんの書』でした!
評者は、この評が時機を逸したことをお詫び申し上げます。本作は2022年4月9日の更新をもって一旦店じまいとなり、店じまいの後で評を書いたからです。
寒くなると恋しくなる料理は人それぞれですが、本作の筆者にとっては、おでん。
おでんと一口に申しましてもいろいろございます。地域によって趣向が変わりますし、誰と食べるかも念頭に量や仕込みの手順も異なります。
それらを筆者は、人生で日本の各地域に移り住んできて各地のおでんを学んだ経緯から、好きなタネを全て投入して家人を巻き込むところまで、縦横無尽に語ります。
美味しそう、と思っても、これを再現するのはなかなか難しいです。かけてきた愛と年期が違います。
この評を書いている2022年4月9日は全国的に気温が上がり、おでんを楽しむにはやや難儀な日です。これから時が進むにつれて、さらに辛くなるでしょう。木枯らし吹いて再びおでんが恋しくなる時機までのしばらく、文字でおでんを楽しみましょう。