幾兎 遥

作者の気分で不定期に投稿される、とんとん進む短編劇場。 世にも奇妙な物語や、意味が分かると怖い話などが好きな方にオススメだと思います。 長い歴史の、広い世界のどこかで、こんな…

2018年に書きました。かつて存在した、メル・アイヴィーコンテストに応募したものです。 完結しています。 あらすじ 地球とは異なる星、マーベルに住んでいた、一人の少女メル・アイ…

　アジアで最も頭のいい賢人高校の哲学部で秀才たちが哲学を極める話。 　※とても難しいと思います。ついていけなかったらブラウザバックしてくれて構いません。 　※まだ中学生…

【人類は皆どこか安心しきっていた。あと七日でこの命が終わる代わり、あと七日で我々はラプラスの呪縛から完全に解かれるのだ。】 ラプラス、という名の、この世の全てを完璧に予測できるシ…

思考実験から短編小説を書き起こしました。各話短編として完結しております。今後同様のプロセスで書かれる短編や、会話劇、思考実験等をときどき更新します。 最新話面白いよ！！

肉を咥えた犬と葡萄を諦めたキツネの話。

　白石由人(しらいし・ゆうと)と椿久美(つばき・くみ)の恋愛SF物語を、心行くまで。 　※2016年執筆、以後訂正有り。

夏休みにひどい目に遭った、国立学府の教養課程の大学一年生、高柱猫（たかはしらねこ）。 猫は、とある目的をもって、哲学科の阿形（あがた）教授と話をしにくるが、教授はかなりの変人で―…

大好きだった姉を失った少年・来ヶ谷凪はある目的のために毎日のように小学校の図書室に通い詰めていた。 ある日、最近自分の後をついて回るようになったクラスメイトの少女・藤村波音に、凪…

主人公の少年・ユウは、戦時中に町の地下に軍が用意していた自爆装置のありかを示す地図を偶然発見する。それぞれに悩みを抱える幼馴染のシュン、ハルキ、ツバサにユウは提案した。 『俺達で…

天気を予報できない気象予報士の青年。あり日彼に危機が訪れる。みんなはじっと彼の言葉を待つ。

『影がない！』影をとりもどすまでのお話。 注)詩のような物語にしたいのです。

テーマに沿ったショートストーリー。本作のテーマは「映画」です。 初出し…時空モノガタリ

悩む主人公の前に現れたのは、白いワンピースに身を包んだ少女。 海が好きかを問われて、少年の瞳は揺れるーー 悩み抜いた末に少年は海で目を覚まし……？ 夏の海は少年に問いかける。 …

私がかつて体験した、夏の日のおぞましい記憶。 夕立の豪雨。 お寺の本堂での雨宿り。 轟く雷鳴、走る稲妻。 …そして、群れが！ 今初めて語るトラウマ体験！ …最後まで、聞いて下さ…

中国は明の時代。 都・長安には風流人士たちの集う酒楼があった。 名を酔仙楼という。 かの大詩人、李白ゆかりのこの酒楼で繰り広げられるドタバタ詩文コメディ。 さて、今宵の肴はいった…

短編集です。 思いついたのを細々と書いていきます。

人には言えないが、人から見れば明白なコンプレックスを抱えている耕太郎。年末に家の風呂が壊れてしまいます。母親に命じられて行ったスーパー銭湯で、意外な大人の姿を見ます。そこで現われ…

魔王を討伐し、魔族と人間の間に和解を成立させ、魔族と人間のより良い社会を作った勇者ガリウス。 魔王を倒した後も勇者は別の問題と戦い続ける。 ネットでの身バレ、住所バレ、女関係、ス…

「どうして子供は夜更かししちゃダメなの？」 そう尋ねられた私は、自分が初めて夜更かしした時のことを息子に話すことにした。

もうじき三十路を迎えるサラリーマンの実森が告白をした相手は、同い年の同僚である志菜乃であった。純粋に愛を求める実森とある目的を隠し持つ志菜乃、この二人が迎える一つの結末とは…。こ…

作家を目指す兄弟がたどり着いたそれぞれの答えを『提示』する童話？　を扱ったお話。 ※【文書ロイドシリーズ原点『サッカ』】にキーワードとして出てくる印象的な【童話】を実際に執筆し…

残り3分。世界では滅亡へのカウントダウンだが、私は至高の時間へ思いをよせる3分である 周りはやけに騒がしいが、私はカップラーメンが出来上がるのを待つとしよう

美咲町を誰よりも愛する男、天音純は町の平和のために駄菓子屋で探偵をやっていた。１年前、とある両親の依頼であずかることになった潤羽水。様々な事件に遭遇するたびに浮かび上がる強大な犯…

俺はクリスマスイブのデートをすっぽかされた。 そして帰宅途中で事故に遭ってしまう。 俺、どうなるの？

「あんた、見えないのか？」 男が言った。 いつもの昼下がりだった。 ※こちらの作品は「小説家になろう」及び「アルファポリス」にも掲載しています。

平城京、治部省に勤める紀広足は書類仕事や文使に追われる日々に意味を見出せずにいた。そんなある春の日、飛鳥へと向かう野の道に、乙女たちの歌声を聞く。

いつの間に、膝に猫が乗っていた。 ※こちらの作品は「小説家になろう」及び「アルファポリス」にも掲載しています。

「あなたは、今日死ぬわ」 同じ夏の日を延々と繰り返す「僕」は、この日を乗り越えることができるのか カクヨム甲子園ロングストーリー部門出品

駆け出し作家の僕の前に現れた彼女は、自分を天使だと名乗った。 小説の天使。真っ白な翼。 現実とは思えないその天使は、僕に言った。 ――永遠の小説を書いてみない？

親父が連れてきたのは、俺と十歳しか違わない銀座のホステスだった。

母親は 俺を 棄てた。

こうたは、ランドセルをほうり投げ、山の神社へ向かいます。 ある、願いを叶えてもらうために。 懸命に山を登り、祈りとともに現れたのは、神様…というか、カミナリ様⁉ 果たして、こうた…

『言葉』が失われ、感情を伝える手段として『歌』だけが残った世界。 その世界で彼女は集ったコミュニティーの考えを他のコミュニティーに伝える役割を果たしていた。 そんなある日、彼…

夜空を見上げながら晩酌をしていると、……突然、月が話しかけてきた……。

夕暮れの町、その一角の公園で、少年はふと我に帰る。 目の前には、少女と犬。

とても短い話なので読みやすいかと思いますが、暗めの話です。

　ある街で、双子の赤ちゃんが生まれた。 　1人は普通のかわいい赤ちゃん。 　もう1人は、不気味な赤ちゃん。 　不気味な方は、決して誰からも愛されない。それでもその子は人からの愛情…

その川は狗流川（いぬるがわ）と呼ばれていた。 雄太（ゆうた）と拓（たく）は狗流川の近くで狸の死骸を見つけた。 狸の墓を作った二人は学校が終わると狗流川に釣りに行き、釣った魚を墓…

【祝 100PV達成 お読みいただいた皆様、誠にありがとうございました！】 【祝 ♥️20個達成 お付け頂いた方々、誠にありがとうございました！】 二人称で書かれた小説で…

「ごめんなさい、私……」 　告白した僕に何かを言いかけた君は、突然煙のように消えた。そのことに絶望して自殺した僕に、"声"が言う。 『娘にもう一度会いたくば、小瓶に灰を集めよ。世…

むかしむかしあるところに、とても意地悪なキツネがいました この作品は自主企画の短編アニメとなっていまして、イラスト・動画・音楽ともに素晴らしい方々に協力して頂いてます。 むしろ…

歴史上、殺人鬼と言われた人間は、意外と数多く存在する。 広大なネットの海に眠る、彼等の起こした事件の詳細を触り程度に見るだけでも、彼等の異常性は聞きしに勝る悪行だ。 殺人鬼。…

あの日以来、無為な日々を過ごす＜僕＞。 掛かり続ける無言電話。区営グラウンドで出会った少女。外務省の男。 ”呪い”を受け止め、＜僕＞はある計画を実行するが…。