はなぶさ利洋

ひとまずワンちゃんに対しお悔やみ申し上げます。 恐れ多くも自分語りさせていただきますと、私も去年の11月に親父を亡くしたばかりなのですが作者様と違いこちらは最期を看取ることが叶いま…続きを読む

「自力」そのものが懐古主義扱いされつつあるAI生成全盛の時代において、生身の人間が入り込む余地は少なくなりつつある。 現代では創作活動そのものがそれらに携わる人々にとっては、勇退し…続きを読む

人生いろいろ、人間もいろいろ。 人の欲望は無限大で、絶望の形も無数に存在する。 立派な足がついていてもどうしても肝腎要のはじめの一歩が踏み出せない。 そんな時は、心の中で彼女の名前…続きを読む

……なんていう風に、タイトルを見ただけで在らぬワクワクを感じた私でして、カラテが軸となって廻っていくセカイ系と思い込んでいました。本編を読むまでは。 カラテ成分100%ではありまし…続きを読む

「またいわゆる不当な追放系異世界小説かな」が第一印象でしたが、読み進めていくうちにその考えが杞憂に変わりました。 ラストに至るまでの顛末が重厚な歴史小説愛好家も思わず唸ってしまうの…続きを読む

まるですれ違いコントを見ているようで、短くも秀逸な展開でよかったです。 小説家小説にありがちな「何」を読むかではなく「どう」読むかにスポットを当てているかという流れが明らかになった…続きを読む

キー坊が可愛かったです。
これが真ヒロインちゃんですか。

なにかが壊れた・なにかがおかしい・なにかが違う。そんな変わった何かをそれぞれ持った人間たちにより織りなされる奇妙なリアリティショー。どの話もエゲツなくて、グロテスクだけれども、不意…続きを読む

ストーリーはいたってシンプルに見えて、かなりエッジの効いた内容でした。 差別自体が問題なのでなく、なぜ世間的に社会的にそれが是正されているのかが問題であるのです。大抵の人間には固有…続きを読む

仕事に忠実なだけでなく、何事もそつなくこなし抜け目ない割にどこか人間臭い太郎が好きになりました。 おぜうさま一人と、アンドロイドが一体。 全くのデコボコで一見不釣り合いだけどそんな…続きを読む

自分も声優小説を書いていた身として、まず題材としての「声優」というところから惹かれました。 そして、声優探偵団というフレーズがいかにもなミステリアスさを醸し出していてそこについても…続きを読む