神原依麻

高校を卒業し、上京を控えた伏見信弥(ふしみしんや)と、町に残る長岡美渚(ながおかみなぎ)。 信弥の旅立ちを前に、二人は最後の放課後を過ごす。 全体を通して、美しい情景描写にその場…続きを読む

「誰にも言えない恋」をテーマとした短編小説。 悲恋になりがちなこのテーマを、見事に胸躍る物語に昇華させています。 「待つのが祭り」ということわざがありますが、いわゆる「友達以上恋…続きを読む

高校生の主人公はアルバイト先の先輩に恋をしている。 でも、職場恋愛禁止の上、先輩には愛する人が。 どうにかしたいとは思わないけれど、せめて一緒にいたい。 でも、一緒にいればいるほ…続きを読む

短編集ということなのですが、一話だけを読んでレビューを書くことをお許しください。 人の心に直接想いを伝える「想い弾丸(おもいだま)」に願いを込める漢(おとこ)たちの物語。 概要に…続きを読む

お菓子がたっぷりつまったピニャータは子どもたちの楽しみ。 でも、今日は何かが違うみたい？ それに気づいてしまったら、もう後戻りは出来ない。 短い文章の中に、ギュッと恐怖が濃縮され…続きを読む

かけられた"迷子の魔法"を解くため、主人公は幼なじみと共に魔法界へと旅に出る。 まだまだ序盤ですが、一話目から一気に物語の世界観に惹き込まれ、気づけば最新話まで読んでいました。 …続きを読む

主人公は今日も大好きな先輩のために精一杯のおしゃれをする。 相談があれば親身に話を聞いて、求められれば助言もする。 それが例え、恋愛相談だったとしても。 人を愛することは切なくて…続きを読む

行き先も決めずに乗ったバス。
雨の降る中、見知らぬ停留所で出会った一人のは少女だった。

梅雨の季節にピッタリの作品です。

端的に言ってしまうと様々なマイノリティ性をもった登場人物たちがおりなすヒューマンドラマなのですが、繊細な心理描写にまるで自分がその場にいるような錯覚を覚えます。 アロマンティック…続きを読む

序章は説明が続くので、ちょっととっつきにくいかもしれませんが、そこで読むのをやめるのはもったいない！ 是非聖女が登場する七話までは読んでいただきたい！ 読めば読むほど話の面白さ…続きを読む

この作品を一言で言い表すのは難しい。 誰もが読み始めはほのぼのとした青春ラブコメを想像しただろう。 しかし、りんごが坂道を転がり落ちるがごとく、物語は読めば読むほど加速し、途中…続きを読む

「恋愛」「ギャグ」のタグがついていますが、すごく正統派なヒューマンドラマです。 登場するキャラそれぞれに魅力があるのですが、特に主人公が魅力的です。 常に敬語で冷めた雰囲気を持…続きを読む

とんでも設定のドタバタコメディ系かと思いきや、読み進めるとかなり設定が作り込まれていることに気付きます。 主人公は自分に関する記憶を失って異世界に転移した女の子。 その状況に放…続きを読む

異世界に来てしまった主人公が、その特典として得た「料理」の才能を生かして、助けてくれた大魔女様と過ごすスローライフ。 読者の私も思わずよだれを垂らしてしまいそうになる美味しそうな…続きを読む

冒頭から考え抜かれた言葉や作り込まれた設定が続き、一気に物語の世界に惹き込まれます。 ややとっつきにくさを感じる部分もありますが、メインヒロインの遠慮のない明るさや主人公とのかけ…続きを読む

主人公がバカなことをやらかして、お荷物部署に異動させられてしまうところから話が始まります。 最初はかなりコメディ色が強いので、お荷物部署の個性豊かな登場人物が、なんやかんやありつ…続きを読む

主人公を筆頭に、とにかく登場人物達のキャラが濃い。 言ってることは結構むちゃくちゃだったりするのに妙に惹き込まれ、気づけばページをめくってしまいます。 まだ途中までしか読んでません…続きを読む

ロボットと吸血鬼が平凡な学生として日常を過ごしている、というとんでも設定なのですが、とにかく二人のかけ合いが面白く、ほのぼのとしていて癒やされます。 お互いの正体を暴こうと奮闘し…続きを読む

人生いろいろなことがあるので、失恋もあれば失敗もあって、後悔は先に立ってくれない。それでも前向きに自分の気持ちに正直でいれば、ハッピーな明日が待っていると感じさせてくれる作品です。

途中まで切ないラブストーリーなのかと思いきや「そうきましたかー！」と思わず口に出してしまいました。 この短い短編の中に喜怒哀楽が詰め込まれています。 ちょっと元気がない人もくすっと…続きを読む

小説というよりは重厚な詩を読んでいるような気がしました。 言葉の一つ一つがあまりに美しくて、主人公の悲しいとか苦しいという感情よりも美しい狂気に対する憧憬を抱きました。 まるで狂い…続きを読む

短編として起承転結がまとまっていてさくさく読み進めることができました。 全体的にありえない事のオンパレードでしたがだからこそ物語は面白いのだと思います。 最後のオチは意外でしたがい…続きを読む

まだ読んでいる途中ですが、面白かったのでレビューを書かせていただきます。 社会学のお話ということでとてもワクワクしながら読み始めましたが、本当に興味深いです。 心理学と哲学と迷って…続きを読む

いじめの話のでもあり、主人公の生きづらさの話でもあり。 社会性を学んでいく最中にいるこどもの異質なものを排除しようとする残酷さ。 原因は分かっていてもやめられない主人公。 色々と考…続きを読む

正直、まさかこんなに面白いとは思いませんでした。 私は虫が苦手なので、夏になって奴らがミンミン鳴いてるのも、秋になって奴らがパタパタ道に転がってるのも不快でしかないのですが、そこは…続きを読む

アフロマリモさんの読み合い企画から来ました。犬猿の仲というよりは、主人公が一方的に相方を嫌っている感じでしたが、日々切磋琢磨し、勝利のために意地を捨てて相手を信じるようになる、そし…続きを読む

アフロマリモさんの読み合い企画から来ました。最初は純愛なのかと思いましたが、ちょっとホラーで、でもまさに狸と狐の化かし合いという感じですね。すごく読みごたえがありました。季節や天気…続きを読む

筆者の読み合い企画【感想欲しい人あつまれ！】からきましたが、まさかこんな読書体験をすることになるとは。 一見すると怒涛の展開についていけず、一体何が起こっているのかわからないのです…続きを読む

カミングアウトは、前もって周到に準備してからすることもあれば、ふとしたきっかけや日常の中でポロッとしたくなる時もある。 このお話は後者で、歳を重ねた親子のある日の何気ない昼食時が舞…続きを読む

ポリアモリーの物語を初めて読みました。 短い中にぎゅっとエッセンスが濃縮されています。 浮気と勘違いされる苦悩、自分の価値観との葛藤なども描きつつ、新しいパートナーシップの可能性を…続きを読む