突然のカミングアウトと時間が紡いだ親子の信頼関係に心が温まります

カミングアウトは、前もって周到に準備してからすることもあれば、ふとしたきっかけや日常の中でポロッとしたくなる時もある。
このお話は後者で、歳を重ねた親子のある日の何気ない昼食時が舞台です。
長い時間を経て築かれた信頼関係は前提としつつも、この日、母親が過去の話をして、受容的な一面を見せたからそこ主人公もお話ができたのかなと思います。
話し終わったあとも、また何気ない日常に戻っていく姿に変わらない絆を感じました。

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