神無月そぞろ

KAC20219「ソロ〇〇」 お題小説九本目。おひとりさまブームの続くなかこのお題。 なんとも時世を反映しておりますね。 そんなさなかにピッタリな作品を思いつきました。 ホラー…

その男、「命の音の回収人」。 男の上役は、「命」を持たぬものに対し、何よりも大事な「命」を貸し付ける。 かと言って、貸した命を回収すれば、それはただの死神だ。 男が債務者から回収…

自主企画『 筆致は物語を超えるか　【春にさよなら】』、参加作品。 ナツがハルを思っていたころ、ハルもナツを思っていた──という話です。

いつも通りの朝のことだった。 私はいつも通りの一日を迎えるはずだったのに、１本のナイフを持った男がそれを消しさり未来を奪っていった。勇敢に立ち向かった彼の未来も…彼の大切な人も……

KAC20237 お題「いいわけ」にまつわる不思議な出会いの物語です。

雨の日の本屋には物思いに耽る客が来る。 ペトリコール:雨が降った時に地面から上がってくる匂いのこと KAC2023「第1回」参加作品。

闇祓い〈エクソシスト〉── この世から悪魔を撃ち祓う聖職だ。 その最後のひとりである俺は、バチカンからの要請でとある洋館に赴いた。 そこで起こっている厄介事を解決するため。 そし…

引っ越してきた隣と一度も会っていない田中夫婦は、せめて、男か女かそれだけでも知りたいと思った。

学生達は多くをうしなった場所で小さな希望の喫茶店（カフェ）を開く。

あやかし話を買い取る質屋。 そこにはどんな理由があったのか。 身体の弱い僕としっかりモノの幼馴染みが紡ぐ、幸せ探し。ふたりの優しい物語。 作中のあやかし話は、私や友人たちの実話…

精神病院で交わされる、ある患者と医者の会話。精神病を患う患者に、医者が提案した治療法とは？

手紙の差出人と受取人を巡る青春ライトミステリー小説。 短編ですので、すぐに読めます。

　賃貸アパートに引っ越してきた、私。初めての一人暮らしは、家具家電付きの部屋だった。

已むに已まれず飛び込んだコンビニのトイレ、そこで遭遇した怪異とは…… 。 実話です。

松尾芭蕉と共に「おくの細道」の旅に出た曾良。彼は句作に悩んでいた。観念的に詠んでしまう自分の句を変えようと模索していた。芭蕉はそんな彼を見て――句を詠んだ。

二次創作注意事項―― 『有隣堂しか知らない世界』出演者については、有隣堂社員であれば、小説内に登場させていただいてもOKです。 このカクヨム注意事項に則り、有隣堂社員が複数名登場…

ハロウィンに合わせて友達のお母さんが『お化け屋敷』を屋根裏に作ったと学校で聞いた小学六年生の女の子は、友達と連れ立ってその子の家に遊びに行きます。 放課後の、限られた時間。 夢…

弁護士、佐伯桃源（とうげん）は、冠城勇人の行方を捜していた。 ある日、その冠城に頼まれたと言って星月勇太という見知らぬ青年が現れる。 本編「魂が欠ける時」の裏側で、桃源がどのよ…

　赤塚眞（あかつか・まこと）は、今年の四月に中学に入学したばかりの新入生である。しかし、新学期そうそう、寝坊によって遅刻をしてしまう。折悪く、眞の中学では遅刻撲滅週間が実施されて…

【KAC2023「いいわけ」参加作】 私が側仕えする主は、名の通った祟り神である。 「人の子よ。神にいいわけを述べる事を許す」 私はなるたけ厳めしい声を作り、腰を抜かしている贄の…

「やけ酒したい」と呼び出した居酒屋でグチをこぼすだけこぼしてスッキリしよう！ ふくノベルさんで改稿しています

KAC20233の作品です KAC20233～KAC20237が一つのシリーズになっていて 合わせてお読みいただけるとほんの少し面白さが増すかもしれません よろしければご覧く…

こんなはずじゃなかった、こんなことをしたかったわけじゃない。 どんなに言い訳を考えても、目の前に広がる恐怖は消えてはくれない。 「私は、信じられなかっただけなのに」

とある記者がある仕事に就いている人に取材をしている風景。

KAC2023参加作品。第7回「いいわけ」

KAC2023お題7つめ「いいわけ」によせて書きました。これまでのお題もなるべく盛ってみました。

満開の桜の下で、ブランコを漕いでいる女の子。 その女の子がどうしても気になった主人公は、声をかけようとしますが———。 ホラーにしていますが、学校の怪談のような話で、怖くはありま…

わたしは子供のころから、いいわけばかりをする人間だった。 そして、そのいいわけをする時には決まって、なにかどす黒い闇のようなものが現れていた。

Chat GPTが話題になっていますが、言い訳専門のチャットボットアプリがあったら、あなたは使用しますか？　これは逆恨みか復讐か、そんな７７７字。 KAC2023 ～カクヨム・…

KAC2023参加作品です。お題は『アンラッキー7』。 俺、純也は毎日を怠惰に過ごす二十歳だ。 幼馴染の七海はパチンコだらけの俺にいつも小言を言う。 そんな俺の前に一人の老婆が現…

朝の情報番組で流れていた「今日の占い」。 まさか、占いに一日が左右されることになるとは……。

パチスロに負けた日、わたしは奇妙な猿のキーホルダーを拾った。 その日から、わたしはずっと勝ち続けている。 こちらも是非あわせてどうぞ https://kakuyomu.jp/…

7がつく日、それは何かと繋がる日

【KAC2023参加作品】 自販機でジュースを買った。 ……ルーレットの数字が揃わず、外れた。 自販機でジュースを買った。

共にカクヨムユーザーとして活動している、双子の兄弟。 しかし書籍化経験のある兄は、書籍化経験の無い弟を見下し虐げていた。 そしてついに怒りが頂点に達した弟は、兄を殺すことを決意…

執政官七人は、三年ごとの儀式に挑む。一人の執政官が消え、新たな執政官を迎える儀式である。 その儀式に関わる悲喜こもごも。

KAC20236お題「アンラッキー７」によせて書きました。

　その男は、ある日、背後から名を呼ばれた。 ※ KAC20236参加作品、777文字です。

夏休み、祖父母の家に帰省した私。些細なイタズラのつもりが……

KAC20236『アンラッキー7』参加作品です。 7という数字に呪われた三人の男の話。

帰宅してからというもの、青年は怪奇現象に悩まされていた。 一つ、二つ、三つ、異変を重ねるごとにそれは存在感を増していく。 　　　　　 KAC2023に参加しています。 6回目のお…

夜中に散歩してると、幽霊に会った。 いやいや、幽霊とかいるわけないだろ。 どうせ見間違いとかドッキリとか夢落ちとかさ。 ………………マジもんの幽霊なの!? ※メンタル弱っ…

お題を見た瞬間、「ホラーしかない」…… そう、思いました。 ほっこりする出会いのお話です(？)

【KAC2023「深夜の散歩で起きた出来事」参加作】 最近俺はよく真夜中に家の周りを散歩している。俺の家の周りじゃする人は自分以外ほぼいない。不審者が出るとか、幽霊に声をかけられ…

　川に沿ってできた桜並木。桜咲き乱れ、その花が通り抜ける風によって舞い散る様が、僕の心を掴んで離さないのだ。散った花びらは川を流れ、薄い桜色で川を染めていく。 　夜も肌寒さから抜…

　目が覚めたら病院のベッドの上だった。 　一体何が起こったのか。おれは夜に散歩に出た時のことを思い出した。

女子高生怪談師を目指す船形さんの怖い話シリーズ。 どうやら船形さんは高校二年生で『語部部』の部長のようです。二年の生徒一人、一年生二人を無理矢理入部させて同好会から昇格を目指す…

双子の姉妹、輪廻(りんね)と車輪(カルマ)は今日もこの世の片隅にひっそりと開いた深淵を覗くために深夜の町を徘徊する。