えむ/ぺどろ

地下街はいつだってフリーダムだ。 残骸。瓦礫。絡まるコードの山。プラグ。電光板。飛び交うコードの嵐。絶叫。怨嗟。 汚泥。産廃。匿なるコードの塔。ダムド。幻灯柱。這い擦るコードの櫓…

西暦1867年、日本歴慶応3年。 近代時代を迎えつつあった日本には、未だ妖刀という怪奇的脅威が存在した。 古来より妖刀の存在は心に闇を抱える人間を魅了し、それを手にした人間は斬っ…

神々が見捨てた世界の中で神獣を奉じ滅ぼされた国が、かつて大陸の辺境に在った。それから約十年、生き残った民と神狩りの者たちは今も争いを続けている。 神獣の民の生き残りである鳥人の…

昔々、水の国という水神と奇跡を信じる一つの国がありました けれどその国は、火の国によって滅ぼされ、 神は夢物語に、奇跡は怪しげな呪いとなってしまいましたーーー ある日のこと、火…

長編をね、書いてたんですよ。そしたら、『火葬場』と書くべきところをちょっとしたはずみで『花葬場』に誤変換しちゃって。その途端、この後に何を書こうとしてたんだか思考がばらばらに散ら…

医を学び殺を学んだリクは絶対者の命に従う。 掛け替えのない存在を屠ることになろうとも。

現実の日本とそっくりだけど、魔法が広く普及している２０１７年の日本。 僕はある日、坂本先輩から「無限の魔力を生み出す装置」であるグリモアエンジンを見せられた。

19.5/20発表の「カクヨムプライベートコンテスト Vol.03」にて「気になったで賞」をいただきました。ありがとうございます(^^ https://kakuyomu.jp/i…

菅原十人様の自主企画「100文字で小説を書きませんか」参加用です。 構想時間5分、執筆5分。 異世界転生についてあまり下調べをしていないので、ひょっとしたらネタ被りがあるかもしれ…

ある日、東京の真ん中に出現した直径およそ５００ｍの真円の門は、現実とは異なる異世界――超越領域へと通じる門だった。

拙作「ファウナの庭」「せめて炊き立てのご飯を」の設定資料です。 筆者の自己満かつ誰得感満載の内容ですが、よろしければ是非ご一読ください。 作中の用語はだいたい網羅したとは思います…

　幾多の困難に打ち勝ち、世界を滅ぼさんとした魔王を倒した勇者エディと僧侶リオ。しかし、最後の戦いでリオは命を落としてしまう。 　魔王を倒すことだけを考え、必要の無い物はすべて切…

　この夢幻がいつまでも、続かないのはわかってた。 　それでも僕はこの世界で、 　キミと一緒にいたかったんだ。 　終わりを迎え、終わりを越えた世界で、居場所を探す、ふたりといっ…

遥か遠い未来の、どこかの星。 地上からは大多数の生命が死に絶え、文明は崩壊した。 かつては緑と潤いに溢れていたその星は、今となっては一面が砂となっている。 そんな乾ききった星の中…

あの日、世界はぜんぶを壊されて––––白紙に返された。 あるものは炎が降ったと言い、あるものは氷が侵蝕したと言う。 地を揺るがす振動がすべてを砕いたのだとも、天を衝くほど高い波…

日本を拠点に『狩り』を行う最強の同族殺しにして聖堂騎士団教師、吸血鬼アルカード。 今、彼は香港にいた。 狙う獲物は魔術によって転生した吸血鬼『クトゥルク』。欧州から極東、香港から…

美味しいものをより美味しく。食べられないものすら御馳走に。 なんでもかんでも、なにもかも、極上に調理致しましょう。 ツイッターであげている幻想メニューのまとめです。１話約140…