ねんねゆきよ

暗く陰鬱、ダークな雰囲気が立ち込めた序盤。 そこから徐々に、ゆっくりと歩きながら進んでいく物語です。 大人が煩わしく、子供がみすぼらしい。思春期特有の、はざまでゆれる不定形な心情…続きを読む

とにかく写実的。 行きつく間もない描写描写描写、描写。 戦闘すら端折る作品が多い昨今、異質を通り越し、異物となるレベルの怪作。 街の景観、主人公の抱いた心情、表情のうつろい。果て…続きを読む

つっけんどん。クラスの中でぽつんト一人、どこか三人称視点のように教室を俯瞰してしまう主人公。 ００，１０年代がにほふ高2病の中で、確かに渦巻くのは他人への警戒心。少し早熟な知性も相…続きを読む

目を引く壮大な世界観。読んでいてわかる。かなり作りこまれている。 だが恐ろしいことに本作のキャラ、アッシュたちは、ギャグやふざけた行動で、それらを頭からへし折るように暴れまわるの…続きを読む

一寸先は混沌。突飛で無常。絶えず目まぐるしい展開へ飛び込んでいくような世界観が、魅力にあふれていました。 多くあふれるキャラクターたちの魅力も余すことなく使えており、これから登場す…続きを読む

容姿、しぐさ、心情。キャラへのスポットライトがすさまじく、描写が圧倒的です。"美人" だ。とか、"綺麗" だとか、陳腐なベタ塗は決して許さない。といった作者の気概が見えます。 作…続きを読む

やや硬めな文章に、暴力描写や粗野な心情のひしめくダーティさ。しかし魔法やた種族など、ファンタジー要素がぽろぽろと出てくる。 独特の世界観、そのはざま。作りこまれている印象。 しかし…続きを読む

モールス信号の使い方が秀逸！ 能力や説明で一瞬出てくるのか？と油断した人間の目を括り付けてきます。 非日常といっても、主人公の価値観はかなり現実的。文章力の読みやすさも相まって…続きを読む

主人公の目的、主要な登場人物。場所、設定etc… 作品の上で必要な情報が、無理のない大きさでしっかりと描写されています。 過去編との事ですが、正直コレだけ読んでも十分に世界を楽しむ…続きを読む