森町シマ

私たちが生きている世界は神の視点から見ればひとつですが、実際には違います 作品内でも、真弓と"私"の世界は部分的に重なり合っているだけで、"私"や私が想像出来る範囲には真弓はいな…続きを読む

オモテがあれば、ウラがある フリがあれば、オチがある この作品は、伏線とその回収を短い文章にギュッと凝縮した、明快でハッピーでニヤリとするようなエンディングもある、そんな素敵な小…続きを読む

文章で人をクスッとさせるのはすごく難しいことです。ですがこの作者さんはある意味で斬新な方法で、私を笑わせてくれました

文法もなにもかも予想外なギャグ、ぜひ読んでみてください

この作品を読んだ人はみな、底知れない気味の悪さや後味の悪さを覚えたに違いない その「恐怖」は「ホラー」や「サスペンス」というジャンルよりも、私たちが時おりみる「夢」に近いものだ …続きを読む

作者さんは悪ガキでした それも中途半端な感じがある、ときには法に基づいて正しいことをしようという、人間らしい悪ガキです。夏目漱石先生の「坊っちゃん」のほうが、いっぽん筋が通ってい…続きを読む

主人公は物語の中で蝶のような何かに変貌してしまうのですが、文章は違います。読者にひっそりと迫りくるような、じめっとした、でもよく分からない気持ち悪さはまるで「蜘蛛」のようです 蝶…続きを読む

筆者は猫を観察し、まさに猫のことを文字に表しているわけなのですが、私には猫というフィルターを通して飼い主である筆者を描いているように感じました これに気づいた途端、飼い主としての…続きを読む

ここに挙がっている小説や映画は存在していないものなのかもしれないけれど、まるで在るような気にさせてくれる これらは実際に存在する物語から引用してきたんだ、そんな気持ちがわいてくる詩…続きを読む