現代版「坊っちゃん」

作者さんは悪ガキでした

それも中途半端な感じがある、ときには法に基づいて正しいことをしようという、人間らしい悪ガキです。夏目漱石先生の「坊っちゃん」のほうが、いっぽん筋が通っているぶん悪ガキらしい悪ガキでしょう

そんな彼がタバコだったり万引きだったり競馬だったりを、自分の価値観に素直な形で文にしたのがこのエッセイです
私はこのエッセイからほんのちょっとだけ作者さんの経験を追体験し、「正義」とか「人間らしさ」の根にあるものについて考えさせられました

…書いてみてなんですが、このレビューはちょっとおおげさかもしれません
私も中途半端ですね!さあこんなレビューより、本作品を御一読どうぞ!