これは猫でなく「人」を描く文章だ

筆者は猫を観察し、まさに猫のことを文字に表しているわけなのですが、私には猫というフィルターを通して飼い主である筆者を描いているように感じました

これに気づいた途端、飼い主としての筆者がどんな人間かという部分が浮き上がってきて、素直な文章とともに筆者のあたたかさが私に伝わってきます

驚き、カタルシスというものは無いのですが、ほんのりと猫の匂いがしてその尻尾で鼻先をくすぐられるような、そして自然に微笑んでしまう、そんな素敵な詩です