ねこが教えてくれたこと
暁 睡蓮
がんばらなくていいんだよ
生まれて13歳のねこが言う
がんばらなくていいんだよ
あれは疲れてへとへとになっていた夏の朝
段ボールに捨てられて鳴いていたかわいい子
小さい体で精いっぱい生きたいと叫んでいたね
僕は思わず家に連れ帰ってしまった
食べる 寝る 遊ぶ この当たり前のことが
僕にはできていなかった
君は あたりまえのように自由気ままに毎日を過ごす
がんばらなくていいんだよ
今日もねこが甘えに来る
ありのままに、自然に生きていこう
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