※ネタバレは最小限で書いております。
3時間もある超大作を見てきました。
またたまたま流れてきたレビューで「神からの罰や人外たちとの戦いから、普通地味になるはずの人間への話なった後半も面白い」と聞き、え、どういうこと?と思ったからです。
確かに後半も面白かった(笑)。人間のほうが化け物より怖いわ。端正な顔立ちのゲス野郎を演じたロバート・パティンソン最高。
前半に関しては、海を渡らないと帰れないのに、ポセイドンの天罰を食らったオデュッセウスが巨人、魔女、人魚など次々にこの世のものではないものたちから襲われて仲間を失っていく。これってダークファンタジーの王道じゃない!?と思いました。つまり『オデュッセイア』が今あるダークファンタジーの元ネタの1つなんだろうな。まじで『ベルセルク』が好きな人は楽しめるはずです。
元ネタの『オデュッセイア』は知らないのですが、この映画はどうやらノーラン流の解釈が入っているようで、人を豚に変える魔女キルケが豚に変えた兵士たちに、「元の見せかけの姿に戻れ」と言っていたシーンが印象的でした。
元の姿が“見せかけ”。つまり、この豚が相応の姿だよ醜いねっていう皮肉。かー、しびれますね、ノーラン。
わたしたちは見せかけのほうが美しいのか。
王道のわかりやすいストーリーと随所にある棘のあるセリフ。英雄譚にして核となるのは「見せかけ」の姿。楽しかったのでぜひ。
拙著更新中、すきま時間などにぜひ(o_ _)o))
https://kakuyomu.jp/works/2912051601437800996