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バドミントンクラブ

昔から肩が悪いので、漢方薬剤師から、整体師から、イギリス人から「運動しな?」と言われて、5月より運動し始めました。

サークル活動が検索できるアプリから探したところ、ヒットしたのがテニス、バレーボール、バドミントンの三種類。テニスは高校生の授業の頃、フォームが上手くできなくて居残りで体育教師とマンツーマンレッスンを受け、なんとか単位もらったぐらい救いようがなく、バレーも非常に濃いチームプレーを要する陽キャスポーツ(偏見)なので、あっさりとバドミントンしか残りませんでした。

正直、バドミントンも怪しいところですが、上記の2種目よりは可能性が若干高そうだったので、一縷の望みにかけて一歩踏み出すことに。ちなみに参加費は1回500円。

このバドミントンクラブ、外国人も参加している国際交流会なのですが、自分の想像以上に外国人が多くてびっくりしました。

インド、イギリス、アメリカ、ネパール、南アフリカ、ベトナム、フィリピン、中国などなど。中でもインドネシア人がかなり多い。わたしはバドミントンをやるまで知らなかったのですが、インドネシアでは中国の卓球の如く、国民全体で競技人口が高く、かつ上手すぎる。

真夏で、バドミントンをやり、だあだあに汗をかいた後は皆でだべったりしています。インドネシアではアマゾンが届かないらしいです。まあ、無数に島がある国だからねえ。

ネパール人とは、「この間里帰りして、ヒマラヤ登ったよ~」と富士山登頂みたいなノリで話され、ついでにその絶景をスマホのビデオで見せてもらいました。

インド人の英語は癖強くて、ああこれがインド人の発音かあとか思いながら、大方わかりませんでしたが、わかっているふりを全力でしました。

アメリカ人は「I’m from Cicago(わたしはシカゴ出身です)」みたいにアメリカの地名で出身を言い、絶対「I’m from America」とは言わないなあと気が付きました。後で知りましたが、アメリカって言うとブラジルなどを含むアメリカ大陸全体を指すイメージらしいので、アメリカ出身とは言わないそうです。てっきり名古屋の人みたいに「我ら名古屋市民、NOT愛知県民」的精神かと思いましたよ。

そんな中最近新しくスウェーデン人の男性に会いました。自分の生涯でもスウェーデン人ははじめて会いました。自分の中では身長の高い金髪の人のイメージでしたが、けっこう小柄な方でした。福祉制度とか白夜の話でひとまず盛り上がりました。他の日本人からも同様の質問されてて、日本人のスウェーデンのイメージ(笑)と思いました。

バドミントンでめちゃめちゃ汗かくし、頭がゆでだこみたいになっている中で英語で話して頭バグりそうになりながらもなんとかなんとか楽しんでます。痩せていると思います、まだ数字には出てないけど。

英語を勉強されたい方がいたらこういうクラブにぽーんと身を投げて見るのもおすすめですよ、強制的に話さざるを得なくなるので。

イギリス人の先生マシューと英会話教室を始めた時も、このバドミントンクラブに参加し始めた時もそれなりに辛かったです。話す話題もないし、お互いに疲れるし。大人がガチで泣きたい瞬間が語学にはあるんです。でも、そういう楽しくないのがすぎると少しだけ楽しくなってくるんじゃないかなと思います。

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