来月結婚だってー、えーおめでとうー、両家挨拶で緊張するーと盛り上がる既婚メンズを横目にわたしはいらいらしていた。
けっ。
ブラックおけいはぶつくさと、黙々と仕事に勤しんだ。
帰りにほんまもんの中国料理店に寄った。こういうぶつくさした時は胃が悲鳴をあげるようなものが食べたい。
中国料理店のおじさんは気さくで面白いから好きだった。中国語でよく話をした。
「あなた簡体字読める?」
「はい?読めますけど」
「じゃあわたしの本をあげるよ!」
え、なんだろう…と思い、ドキドキしながら待っていると、『真理的探寻(真理の探究)』との薄い本が。おお。これはそういう本じゃないか…。
その後、いつもの駅前ドトールへ。あー、この安心感。目の前で高校生たちが肘で突き合いながら勉強している。これがぼっちOLの日常だ。
書きますか、カクヨムコン!待ってろよ。