音楽を聞き流していたら、少年ぽさを残した柔らかな歌声が耳の中にすべり込んできた。誰だろ? 自動再生から流れてきたのはBTSの『Euphoria』。
韓国語と英語で意味はよくわからなかったが、ジョングクのどこか悲しげだけど、光の粒を纏ったような明るくて優しい歌。それにしても曲名のEuphoriaは何て読むんだ?
『Euphoria』を電子辞書にたたく。すると、
euphoria(ユーフォリア)【名】((正式))(一時的な)強い幸福感[興奮]
と出てくる。うお、なんだこの意味。一時的、強い、幸福感? 他の辞書には『多幸症、《幸福感の病的高まり》』と出てくる。
どうやら同じ“幸福感”と訳す『happines(ハピネス)』とは違い、一時的にしかこの幸福感は得られないらしい。しかもその幸福感は病的爆上がりを見せる。
聞いた時、こんな言葉が存在することが不思議に思った。幸せなのか幸せじゃないのかよく解らない、ある種哲学的な意味。
そのことを母親に話すと、「ああ、多幸っていうのは精神病であるねえ」と言った。母は福祉関係の仕事をしている。
「認知症とか、前頭葉の障害とかかな。けっこう本人がすごい状況にいるのに、不幸だって思わないの。むしろ幸福を感じてるのよ」
「本人幸せって思ってても病気なんだ?」
「わかってないからね」
幸せと感じることも“病気”か。
そんなこと思ったことないなあ、なんて思っておもむろにカクヨムのPVを見ていてハッと思った。…これわたしのユーフォリアになりつつあるんじゃない?
PV伸びなさ過ぎてへたり込むことも多々あるが、まれにPVが当社比で上がった時なんてお祭り騒ぎで、でもそれは本当に長続きもしないし、他人任せな幸福感で。
ははは、これがわたしのユーフォリアか…。なんて思った。でもねえ、これもわたしの幸せなんだよなあ。
追記:病んでないですが、書いてたらこわいことに…すんません。
ちなみにこれがわたしのユーフォリアです↓
https://kakuyomu.jp/works/16816700426433840059/episodes/16816700426434958470BTS『Euphoria』
https://www.youtube.com/watch?v=kX0vO4vlJuU