漆原

皐月賞・ダービーを大差で圧勝し三冠を期待された優駿カムイエトゥピリカ号 しかしその挑戦は淀の坂で最悪の結末を迎える。 主戦騎手であった大越凛太朗は事故のショックから自殺しようとす…

魔獣という怪物が日本に現れるようになってから30年。鎖国に追い込まれた日本は独自の発展を遂げていた。 一度は魔獣によって国が滅ぶかと思われたが、神様の力を借りて戦う少女たち――『…

　――ある日、地球は宇宙よりも広くなった。 　魔導核。その兵器により汚され、空間が歪んだその結果、出来上がった魔力汚染区域。 　強化外骨格を纏わないと生きることすら出来ないその…

AIアートの無断学習と流通が野放しになった未来が訪れた場合、アーティストたちは競技場のようにルールの決まった小さなコミュニティに引きこもるしかないのでは、という発想から生まれた短…

冒険者の街レムリア。 世界最古のダンジョン【々の尖塔】に挑戦する一人の冒険者がいた。 異邦人であること以外はパッとしない凡人、一人の仲間もいない、10年かけても一つの成果もない出…

pixivのさなコン2という公募に出して落選したものをカクヨムでも公開しておきます。ツイッターではかなり好評だったので、わりと出来がよかったのだと思います。イーガン病の一種として…

　人体と電脳の融合《マン・マシン・インターフェイス》により人類が種の世代を一つ越えた世界。 　科学の進歩のつけを払う様に汚染された世界もまた同じ様に世代を一つ越えたのだろう。 　…

昭和23年3月初め、新宿歌舞伎町で探偵事務所を営む横山愼也の元に、一本の電話が入る。 相手は元同僚にして、現在は横須賀に隠遁する便利屋だった。 彼から不可解な依頼を受け、横山は…

あらすじ（公募に応募時のもの） 　人間と吸血鬼が共存し、血液が貨幣として流通している世界。市場は巨大吸血企業に支配され、その経済システムは〝嗜血主義〟と呼ばれていた。 　主人公で…

それを最初に見た者は、開きかけの飛び出す絵本と言った。 突如、空から現れ、世界に突き刺さった超構造物――――骨髄塔。 拡大を続け、星を蝕みつつあるそれは、同時に異常現象を発生さ…

　平成から久化に元号が移る頃には、平成の時代に大きく発展した人工知能は人を越えていた。 　完全に人間の代わりが出来る様になったソレらのお陰で人間は労働力としての価値を失っていた。…

『私に愛を、教えて下さい』 　先の大戦によって荒廃した世界。人類は地上に残された僅かな拠点と、築き上げた広大な地下都市、そしてそれらを管理するAIの存在によって生き永らえた。 …

こちら完結済みの初期版です。 ↓こちらの長編版が最新で、更新中です。 https://kakuyomu.jp/works/16816927859469752304 少数の吸血…

かつてその地で、78億人の転生者が転生直後に圧死した。 そして3億年後、転生者は化石として発掘されるようになり、その鉱脈という資源を巡って人々は争うようになっていた。 転生者の化…

一八七六年。北極点から突如出現した『氷惨』（アイスバーグ）と呼ばれる半有機生命の侵攻によって、地球の気温は著しく低下し、人類の生存圏は減損していた。各国が同盟し、世界政府（インタ…

皇白花は蛆虫の湧いた廃棄弁当が主食の引きこもり二十三歳女性。愛妹からの殺害予告によって、白花の甘すぎる人生計画は突如破壊された！ 殺害予告に呼び寄せられ、白花の心臓を狙う少女淑女…

全五話に渡り描かれる、矛盾に矛盾を重ね無限に円環する奇妙な構造宇宙。至上の言語実験SF。 ――例えばSという少女がいる。少女が分裂すればそれは§と表され、二つに割れるか串刺しに…

SFがポエムであって何が悪いのかというのは前から思っていて、そういうことです。 2020くらいに一話だけ投稿して放置していたものを2024に2話目投稿しました。 百合で統一するつ…

・パロディの性質上、該当作の微ネタバレがあります。 ・第9回ハヤカワSFコンテスト二次選考で落選したので全話再公開。 ・引用だらけですから一次通ったのも奇跡では ・でもカクヨム…

「あんたこれからは卵生なの？」という質問からの大喧嘩の後「たまごフィッシュ」「子宮モンキー」という罵り合いを経て、私たちはお互いのことを「たまこ」「CQ」と呼び合うようになった。

作中に登場するカードゲーム『デモンズクラフト』のカードを紹介するTwitterアカウントをつくりました。 カードイラストも公開中です。 Twitterアカウント @rakuza…