CQ

作者 水瀬

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★★★ Excellent!!!

遅ればせながら本山川小説大賞おめでとうございます!!

隠れ本山川小説大賞コンペファンなのでその経由でこの作品に辿り着いたのですが、大賞だからとかそうゆうの置いておいて一言めっちゃ好きです。

主人公の文体の温度感が最後まで心地良かったし、死ね死ねな気持ちから徐々に主人公の核心に潜っていく感じやたまこの魚になった理由も清新な感動がありました。百合最高。

終末観があからさまではないにしても見えなそうで見えてそうな感じや人間→動物の感じや主人公の温度感も時代の気分にばっちりマッチしてる様な気がします。好きです。

★★★ Excellent!!!

冒頭がとにかく良い。
最初の二段落目までで星三つ。

初期の高橋源一郎が好みならば、楽しめる文章のように思う。
また、ガルシア・マルケスが好きな人にもお勧めしたい。

なにより大事なことは、磨けばもっとよくなるように思えるところというか、アイデアではなく作家のタレントを評価したくなる作品であることだ。

とにかく読んでみてと言いたくなる作品。

★★★ Excellent!!!

 寝る前のぼんやりとした頭でこの素晴らしい作品を読んで、「ああ、これはスゴイな」と思った。他の言葉は浮かばなかった。華美な修飾語やら大層な美辞麗句やらを書き連ねて褒め称えてやろうとも思ったが、なんだかそういったレビューはこの作品に合わない気がした。少なくとも私は。
 文学でもなく青春でもなく恋愛でもなく冒険でもないけど、心や頭のどこかにスッと置かれるような、そんな淡い存在感のある作品だと思う。褒めてる、褒めてるよ! ちょっと気軽に読んでみて、「あ、これはスゴイんじゃない!?」って思ったら、もう少し真面目に読んでみるといいと思う。

★★★ Excellent!!!

 このテクニックにはいちおう名前がついていてマジックリアリズムという手法なんですけれども世界的に見てもこれの使い手はなかなかおらず自在につかいこなせるようマスターすれば文学史に名を残せるっていうレベルの伝説の武器の類なのですが、この作品はもうばちばちにキマッています。冴えわたっています。最高です。めちゃくちゃ面白い。これがただのラッキーパンチなのか本当にインターネットの僻地で伝説級の原石を掘り当てたのかはまだ分かんないのでそこンとこ見極めるためにもジャカジャカ進捗してください。

★★★ Excellent!!!

当たり前の話だけど誰かが小説を読み始めたら後に残るのは読み終えられた小説か読み終えられなかった小説かどちらかしかなくて、誰かじゃなくて自分の話をするならば前者と後者の比は1:9くらいのものなのだけれど、結果論で言えばこの小説は前者だったので☆3つです、以上、終わり、としてしまってもいいのだけど続けると、この小説は多分、もし読み始められたらそれだけで読み終えられるタイプの小説なんだと思う。固有名詞のように使われる一般名詞。やたらと振りまかれるがなにも引き起こさない殺意。凄いことが当たり前になり誰も驚かない世界。読み始めてしまえさえすれば、読み終えるまでは手を引かれながら進めば自然と終わりの地点に着く。そういうタイプの小説。何かが起こっていく小説なのではなく、何かが起こってしまっている小説、あるいは、何かが起こってしまったなあという小説。そういう小説のことはまぁ、好きだし、やりたいこととかなりたいものとかほしいものとかがよくわかってないCQという子のことも多分、まぁ、好きです。