西川エミリー

「俺と付き合ってたこと、誰にも言うなよ」 憧れの先輩とやっと付き合えたと思ったのに。吐き捨てられた言葉と一緒に、女子高生若菜の恋は呆気なく散った。 悔しくて悔しくて、悲しくて…

某所でみた、小説を書くＡＩを見て思いついた短編です。 この小説に出てくる、会社・人物名は全て架空のものです。

ねえねえ。

40になろうとする統合失調症の私が初夏に出会ったのは14歳年下の、健全な、でもちょっとやんちゃだった彼。 初めて逢った時から、何かを感じ、そうして今年３年目を迎えます。紆余曲折は…

タイムリープマシンが完成した。 Ｓ社の研究開発部部長であるＴ氏は報せを受けるなり、その後の予定の一切をキャンセルして、Ｉ教授の研究室へと急いだ。 Ｔ氏には、とある野望があった──

芸大を卒業後、歌手を目指し近場のスナックに勤めていた２７歳にしてフリーター独身のミホは、自身の中のプライドと葛藤しつつも、遂に”教える側”にまわることを決意する。他６編。「まさか…

デビュー３０周年記念のコンサートを控えて、思い悩む中年ロックスター。 果たして、自分の選択は正しかったのだろうか？ あの時別の選択をしていれば、今とは違う幸せが手に入ったんじゃな…

ツッコむことが好きな女子高生が、恋愛するために奮闘する話 ＜登場人物＞ ・木原桃風……ツッコむことが好きな女子高生。 ・山本春子……学校のマドンナ。桃風の親友。 ・横井秀一………

事故で命を絶ってしまった主人公は天国でも地獄でもないあの世「中間」に送られた。そこで課せられた使命は５人の美少女天使を幸せにすること！？ そして、それが出来なければきつ～い地獄の…

　私、柄本幸治は中学生の頃から長い期間、家族の元から離れて暮らしていた。そして大人になって、ようやく奈良の実家に戻ってきた。その時にはもう、母は病に冒されていた。 　父は、私が小…

偶然出会ったメロディーが、僕を再び音楽の道へと引きずり込む……。 音楽から距離を置いていたひとりの高校生と、その家族や友人、そして音楽で繋がった仲間たちの日々を綴った物語。 …

　大学に入学しサイクリング部に入部したぼく、奥山直彦は｢イノコ」という謎の儀式に興味を持つ。「イノコ」とはいったい何なのか？　それを知るためには実際に大学サイクリング部の交流会で…

前世の記憶を思い出してしまった女子高生・詩織。彼女は前世では、女性に恋する普通の男性だった。好きとは何か、愛するとは何なのかを描いたミステリアスなラブストーリー。

月と太陽、正反対の二人が少しずつ心を通わせていくゆるいお話――

　誰もいない家屋敷へとひとり帰省した久人は、庭にしつらえられた稲荷のたもとで赤子を拾う。 　慕ったことも妬んだことも、安堵も、惑いも。手放せないなにもかもを憶えた、彼ら家族の『近…

雨の降る冬の夜に思い出すのは、会いたいけれど会えない人。 先生と私は、付き合ってたとかそういうのじゃなかった。だけど、普通の教師と生徒とは少し違った。 ６年前の物理実験準備…

初めての恋が終わるとき … 茉莉と破局したことで、正反対な性格の彼女と付き合っている ----速見裕二 不思議な魅力を放つ元カノ。 愛を知って 愛に敗れた時 人…

明窓学園ディベート部に所属する四人のメンバー。 俺たちは日々議題を出し合って、論争を繰り広げていた。 ディベートを行う際の役割分担は丁度四つ。 議題に賛成の意見を出す【肯定派】…

すぐに読める掌編集です。

　ある冬の日。 　雪が降り積もる街の中を、少女が歩く。 　彼女は何を考え、何を想い、何故歩くのか。

とある地方都市の寂れた駅前にある古本屋『ミレニアムブックス』。 古本屋と名乗っているものの、レトロゲームへのこだわりが尋常ではない。 そんな古本屋で、日々ゆるくレトロゲームを楽し…

読子さんが小説の指南を思わせぶりにしてくれます。 小説としても読めるようになってますので読み専の方も楽しめます。 読むと小説が上手くなるかも！（効果には個人差があります） ■登…

生徒会には権力はありません。 『現実』はどこまでも非情だ。 だから、僕は願った。 このつまらない『現実』よ、消えてなくなれ。 そして、僕たちは『現実』を塗り替える。 ※…

「未明から降り出した雨は、夜半まで降り続く見込みで――」 　天気予報を見て、いつもの時間にいつも通りに家を出る。けれど雨の日だけは気分は特別だった。彼女に会えるのは、決まって雨の…

「俺と結婚しようぜ、お肉ちゃん」 「頭大丈夫ですか」 古豪相撲部に入りたくて、保猛高校へ入学した少年、東雲昭弘。 ところが、ぽっちゃり好きな変態イケメンに気に入られてしまい――…

　就職難の荒波に呑まれてフリーターを続けていた野部義人はある日、母親に髪の毛を切るように言われ、一万円という大金を手に入れる。だが、貧乏性の義人は自宅に置いてあったバリカンで髪を…

紫織はずっと、十歳も離れた幼なじみの宏樹に好意を寄せている。 だが、彼の弟・朋也が自分に恋愛感情を抱いていることに気付き、親友の涼香もまた……。 交錯する想いと想いが重なり合う日…

2013年10月執筆。 テーマ「妖怪」で文車妖妃。

努力が一切報われない男、｢大神　左助｣。彼は散々な人生を最後まで精一杯努力して生きた。死後、不思議な空間で目覚めた彼は｢神｣と出会い、呪われた自分の運命を知ることとなる。 これ…

短編です。卒業前の春休み、年の離れた姉に呼びつけられた弟。姉の背中には鱗が生えていた。病院行こうよって話。

『神戸ファッション物語』、日本でファッションの発信基地とされるのは東京と神戸である。前者が圧倒的で、青山、原宿、代官山、六本木で語られる。神戸ファッションは港町のハイカラセンス、…

少し前に書いた作品です。時間は大きなものとして人間にのしかかりますが、それと同時に、記憶や思い出として自分の眼の裏に景色として映し出されます。

頂いたお題で作ったお話／短編 ＊お題【ちくわ／オッサン／紅白褌／かき氷／花火／麩菓子／泣き虫／戦艦】 ＋キャラ化

　去年に増して暑い日が続く夏。田辺レイジが父親から引き継いだゲームセンター・タナベはいつものように閑古鳥が鳴いていた。個人経営のゲームセンターが軒並み閉店しいていく状況のなかで希…

阪神淡路大震災当日に葬儀の予定だった家に向かう。瓦礫と化した街並みに呆然としつつ、災害で分けられた生と死を見つめる。

ハード・ロック・カフェ東京店。 そこにやってきたのは中堅商社のサラリーマン、大谷優一と霊感があることを隠して生きている沢村瞳。 優一には瞳に言えない秘密があって…… ビッグ・ア…