本が好きで、本ばかり読んいます。
どのように本を選ぶのか?
まずは書店内を徘徊。
すると、チョットチョット、呼び止められたような気がする。
振り返り、書棚を見ると、ある一冊の本が気になる。取り立てて理由はありませんが、気になる…。
気になった本を書棚からスッと引き出して、パラパラと見て、文章が気に入ったら買う。それだけ。
でもこれは、何十年も前の話。
最近は無い。
いくら本屋をウロウロしていても、声を掛けてくれる本が居なくなった。
外装=パッケージ。表紙のイラストが気になったとか、写真がキレイとか、すぐに言えばどうでも良い要素で本を手に取ることが多くなりました。
その中のひとつが「ブレイブ」。
本が語りかけてくれなくなったので、ちょっと気になった本を手に取り、ひょいとひっくり返して内容の慷慨を読む。それでどうするかを決める。
「ブレイブ」の慷慨は、貧困にあえぐ我が家と家族を救うために、スナッフ・フィルムに出演することを決意した男の残りの人生というものでした。
彼の出演料は500万円程度。
まあ、まとまったお金なので、商売を始めるにしろ何にしろ、そこそこイケるのかな?でも、命の値段としては安価過ぎる。
この本の主人公が出演するフィルムの内容は足指を一本ずつ切り落とし、次は手指を一本ずつ…。すなわち、少しずつ肉体を切り刻まれていって死を迎える人という内容ですね。
辛過ぎる。
これに比べたら、夜中に目が覚めて、眼を開いてみれば、顔全体が腐っていて目ん玉も無くて髪バサバサのババァの顔が至近距離にあったよなんて、ぬるい!「うわ、私の人生で見た中の最強のブスだわ!」叫んだら、おそらくソイツは消える。※これ、結構有効ですよ。相手の予想外の反応をすると、円満解決みたいです。ヤツは二度と来ない!
さておき、本の内容としては、「その日を迎える」までの主人公の日常が淡々と描かれているのかもしれませんが、なおいっそう辛い気がして、結局は読みませんでした。読みたくもないかな。読めないな…。
かなり昔の本なので、書店にはすでに在庫も無いだろう。そう思います。
でも、もし書棚に並んでいるのをみつけたら、どうしようかな?少し悩むと思います。この本は映像化もされていて、その時の監督の動機や解釈も「なるほど」思う部分が有ったからです。