ひねもす堂を書き始めて、しばらくすると、ウチの近所に、突如骨董屋が二店オープンしました。
それまでさっぱり骨董に興味が無かった。
嫌いなわけではないけれど、特に気が向かない。それだけの事。
だから、骨董屋さんを見たこともありませんでしたが、そこに「在る」となると、チョイと興味も湧く。
壺もあり、ポスターもあり。の、ようでした。
※作中にちょこっと書いた油壺もあるだろうし、マニアの受けがイイ、そば猪口もあるでしょうね。
私も、階段様のタンスなんかに気を引かれましたが、集合住宅住まいであれば邪魔なだけ。
でも、モノ、好きだな。
100年も大事に扱われた道具は神様になると言われていますが(つくも神ね)、それ、無条件で分かる!気がする。
人の愛情が注がれた道具であれば、それがたとえ針一本でも神様になってもおかしくないと思う。
そのように思った方が、私の生きている世界がより豊かになると思いますし、その方が面白い♪、とも思います。
多くの認識の元に「非生物」とされていたとしても、これは賛同いただけそうな気がします。
私の一番身近な「非生物」は鉛筆で、使えば使うほど減っていって、どうにもならなくなった後は、私の宝箱(紅茶の木箱)入りして、平穏な余生?を送っています。
たまに取り出して眺めて、満足するだけではありますが。