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バイト

 何となく思いつきで、好き勝手な事をバーッと打ち込んでアップしているだけなので、暇な方だけ、3分ほどお付き合いください。
 最近、怪談話にハマっていまして、その中で“死体管理のバイト”の話が出てきました。
 大学病院に検体された死体管理の仕事らしい。
 気持ち悪いから時給も良い。らしい。
 でも実はそんなバイトは存在しない。らしい。
 その発祥源は大江健三郎さんの小説らしい。
 そんな話を今さら聞きました。
 それ、知っている。好きな作家さんだし。
 それは「死者の驕り」だよね?
 私は本ばっかり読んでいるので、なんとなくそのネタ元に思い当たることがありました。
 実はベトナム戦争で、爆撃を受けてバラバラになったアメリカ兵の身体を適当に縫い合わせて本国に送還する基地のようなものが、その当時日本にあったらしい。
 そして“選別係り”と、具体的に恐ろしい仕事をこなす“お針子さん”の募集があったらしい。私の読んだ本の内容のメインはそのバイトをこなしたらしい著者の体験談でした。
 いちいち「らしい」で占めるのは、信ぴょう性が無いからですね。
 実際には存在しない仕事。
 でも、どこかで大江健三郎さんがそれを耳にして、有りそうで無さ気だけど、リアリティを持たせることに成功したのかな?構築したら、まことしやかに流布しちゃったのかな? そのように思います。
 年代が合う部分が気持ち悪い。
 デビュー当時の大江さんの文章は平易で分りやすいものでしたし、分りやすく論理的な文章で書かれていたら、信用する人は多かったかと思います。
 長男のヒカリさんが誕生してから難解な文体に変化してしまいますが、今回はそれはお話ししません。
 まあ、今回は変なバイトに焦点を当てた話ですし、それに類するかもしれない、凄く変な本を読んだことがあります。というだけのお話です。
 が、私は当の本のタイトルをさっぱり覚えていない。
 何度も同じ本を選ばないようにノートにつけているので、さらってみたけれども、それらしき本のタイトルも見つからない。
 その本に書かれていた他のエピソードとしては、暗く恐ろしげな内容ばかりでした。(うろ覚えですけどね)しばらく後味の悪い気持ちを味わって、長年の忘れていたので、今となっては詳しく覚えてもいないのですが、トピックとして頭に残っているのは彫師の追求でした。
 彫師=刺青師。
 世の中には頭頂からつま先まで彫り物で埋め尽くしたいとの夢を持っている人もいるらしです。
 東大のとある部屋には彫り物を施された人の皮をなめしたものが保管されているようなので、それつながりの悪夢のような現実が、本当にあったのかもしれないと、想像するだけです。

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