「SNS連動 現代ファンタジー」を含む小説

大好きでかっこよくてずっとずっと憧れてる先輩と同じ夢を見ている。 先輩と一緒にいられるだけで、嫌な事を何ひとつ思い出せないくらい、こんなにも嬉しい。

たったそれだけじゃないか。

普通から逸脱し、傷を負った私たちは寄り添えるのか。 それとも落ちていくだけか。

いつまでも時間が進まないように。 いつまでもそれらを忘れないように。 いつまでも留めていられるように。 忘れ去られたものが集く街がもしも本当にあるのなら、自分が壊してしまって原型…

知らないことって罪だという。 なら、小さい頃の出来事を忘れてしまった時はどうなるのだろう。 忘れることすら罪なのだろうか。

あなたの声を聞くのも あなたに意識を向けるのも あなたに気づくことだって ただの使命感だから

もぬけの殻と残された人の感傷と。

あなたには大切な記憶がある。 とてつもなく幸せな記憶が。 たとえそれが嘘だろうと、今目の前にある景色が幸せなれば、それは本物になりうるの。

永遠に止まない雨はないけれど 雨は季節関係なくいつだって降った。 いつだって私たちには雨が欠けていた。

もしもの話。 願いが叶うとしたら何を願う？ 今持っていないものを欲しがるのは当たり前。 だから、私も当たり前に則るだけ。

私たちは昨日と変わらぬ今日を そして明日を生き続けて、 やがて息詰まるだけだと思ってた。