「面会 ショートショート」を含む小説

一人の記者が、ある事件の犯人と面会をしていた。 双子の弟が兄を殺し、ずっと成り代わっていたという殺人事件だ。 ※SNSに投稿していた小説に、大幅に加筆修正を加えての掲載です。

山奥に一人で住んでいた伯母が死んだ。 警察によって熊による被害だと判明した。 「熊による人への被害を調査している」 　そう言って面会を求めてきた男は、開口一番こう言った。 「…

ある国のある週末の夜。父と息子の別れ際の会話。

とある事件で勾留されている被疑者の男。その男の精神鑑定をするためにカウンセラーの女性が男との面会にやってくる。 男は言う。 「僕は呼ばれたんだ」と。

「ご機嫌はいかがかな、名探偵の明智ホムさん」知らない男だ。端整な顔つきの、初老の男。口元に小さく生えた髭がどこか憎らしい。「なんだお前は。当然、初対面だな」「もちろんですとも。一…

宇宙の彼方、N88星雲。通称「光彩の国」にて。銀河警備職員ウルティモマンは、キングと呼ばれる彼の上官と面会していた。「君は、地球という星で東郷《とうごう》秀雄《ひでお》なる男と一…

『地下室の手記』の「あの男」、『カラマーゾフの兄弟』のイワンとアリョーシャ、ついには『永久パン』の教授から、『ベルゼバブの孫への話』のベルゼバブから、『鼻』の「鼻」まで・・・。1…

一年と半年ぶりに特別養護老人ホームへおばさんの面会に行った。 おばさんはいなかった。 転院したのか亡くなったのか、親族ではないわたしには明かされない。

ちょっと嫌な気分になるショートショート（笑）。導入部はわりと実話に近いです。

親父がある一家を惨殺した動機。それは死刑前の面会、残り三分になったところで明らかになる。