「連作短編 日常ファンタジー」を含む小説

昨今、人間社会の中には 人ならざるものが溶け込んでいる。 幽霊や妖怪はもちろん 神獣や神そのものまで。 しかし、人間が風邪を引くように。 天気によって通勤通学が出来ないように…

春のはじまり、ユミはお気に入りのホームズ帽をかぶって、 相棒の猫・エリと小さな探検に出かける。 冒険小説にあこがれて始めた“探偵ごっこ”のつもりだったが、 思いがけない「拾いもの…

バイトをクビになって困っていた天瀬翠は、祖父に勧められ、とあるアパートの管理人として働くことになった。しかも管理人であれば、アパートの家賃を支払う必要がないという。 金も仕事も…

誰もいない砂漠に住まうスナオカといつからか現れた未来人を自称するスナワダの二人は、変わらない日々をぎこちなく、くだらなく、少し変に暮らす。たったふたりの少女が織りなす、茫漠たる世…

街の片隅にある、不思議なカフェ「Café yakhtar」。 ここには、迷いや痛みを抱えた人々が、なぜか引き寄せられるように訪れます。 マスターは多くを語らず、ただ静かにコーヒー…

私たちが共有する、たった一つの感情の地図。 これは、一冊の小説でありながら、数多の人生を旅する特別な連作集です。 西暦の過去も未来も、地球の裏側も異世界の都市も、すべてが物語…

🐾もちゃぷきんと、ちいさな世界。 猫が旅する読み切り連作、やさしい世界。 世界を旅する猫、もちゃぷきん。 風の匂いに誘われて、今日もどこかの町へ足を運ぶ。 出会うのは、人の笑顔…

深夜二時、交番に現れた女性は「夫を探している」と訴えた。 だが、防犯カメラには女性だけが映り、私の姿は消えていた。 彼女に触れようとした手は空を切り、そのまま五分間、感覚を失った…

「星の数だけ、悩みがある。星の数だけ、癒やしがある。」 秘密の扉を開けると、そこは特別なスイーツが待つ「月香喫茶ルナリウム」。 牡羊座の情熱的な悩み、乙女座の繊細な憂鬱、天秤…

婚約破棄され、城を追われた令嬢アサギ。 彼女が辿り着いたのは、森の奥深くにひっそりと佇む古代遺跡だった。 そこには不思議な泉があり、その水で淹れた紅茶には特別な力があった。 —…

忘れ去られた“むすび”の力。 人と人、言葉と祈り、過去と今を静かに結ぶ、見えない糸。 祈りのかたちをもう一度見つけるために、少女は歩き出す。 神話と現代が交錯する、考察と物語の縫…

　転校や家庭の事情で心に壁を作る中学二年生の里依紗。 　学校にも家にも居場所を見つけられないでいた彼女がふと足を踏み入れたのは、焼き菓子とハーブの香りに包まれた小さな「草花菓子店…

【石はささやくシリーズ第1弾】 私が講師を務めるパワーストーンデザイナー養成講座で扱う36種類の石たちの物語。 第1弾は虹の7色をテーマにした連作短編集です。 🔴第1話「赤い…

あなたのとなりに、神様がいるかもしれません。 その神様は、「SNSの既読」や「部屋の片付け」「寝坊」など、 どうしようもない日常のダメさを、なぜか肯定してきます。 しかも、やた…

幾千の生物が集い、交わり、そして別れる場所「裏庭」。 その裏庭のどこかに、お客の望んだモノを何でも売ってくれるお店があるとか、ないとか。 ──ある客は、大きな歯を磨くためのブラシ…

今年もひさな市に、異能が「うっかり」あふれ出す春が来た。 異能研究都市ひさなの騒がしくもどこかあたたかい、 高校生に視点を向けた春の群像ニュース連作短編集。

【不定期更新】働く魔女たちが夜な夜な繰り広げる、ゆる日常コメディ。

森の外れにひっそりと佇む喫茶店〈陽だまり亭〉。 店主リュシアは、銀髪の静かな微笑みと、迷い子たちをそっと導く特別な一杯で、訪れる人々の心に小さな光を灯していく。 失恋に悩む吟遊詩…

冒険者は、力さえあれば食い扶持には困らない。ランクを上げれば他国への出入りも比較的自由になり、名声も手に入れることができる。一方で街や近隣村民からの小間遣いとして働けば、犯罪行為…

どこかおかしな世界で、ちょっと変わったキャラクターたちが織りなす日常系ファンタジーです。連作短編で書いていきます。