「祝い ショートショート」を含む小説

異星人の宇宙船が地球へ不時着した。地球は興奮に包まれる。各地で大歓迎を受けた宇宙人たちだったが、やがて船の修理が終わりちきゅを去る事になる。船長の浮かない顔に気づく地球人はいなか…

P氏は突然妻に先立たれた。40歳の誕生日祝いをしたばかりだったのに。悲しみに暮れる毎日。しかし、ある夜、妻が出てくる夢を見て「私と一緒になりたかったら、現世で十個徳を積んで」と言…

「私」エイダ・マルマルスティーン侯爵令嬢は第一王子サリュートから、帰国及び成人の祝いにおいて婚約破棄を言い渡される。だが王子のとある一言によって、その場は婚約破棄ということなど吹…

さかのぼること数年前、米農家出身の男が、あろうことか将軍まで登りつめた。将軍は米に大変な信仰心があり、その繋がりから、米寿の祝いをとても大切にしていた。八十八の文字を分解すると、…

周りに友達が居らず親からも離れ一人暮らしをしている滝沢麻代は、あと数日に迫った自分の誕生日を誰かに祝ってほしかった。だが、今更友達をつくる気など起こるはずも無かった。そんな中とあ…

宇宙で遭難し、救助を待つ間、正気を保たなければならない。 事故でまともに時間の計算ができなくなった探査船搭載頭脳を説得し、誕生日の祝いを言わせてみせる。 そう決めた。

引っ越しの荷物がようやく片付いたころ部屋をノックする音がした。 ドアを開けるとそこには中年女性の姿が。 両手には大きな段ボールを持っている。 ああ、この人は、会社で掃除のおばちゃ…