「白紙 ショートショート」を含む小説

形のよい指先が夜天色の表紙を開く。 "掌編録"と刻まれているのに、白紙の頁が続いている。 「君、運がいいね。其れは月世界から入荷した新商品さ」 視線を巡らせると淡青色の睛をした少…

夏鈴が足を踏み入れた新しい古本屋には、無地のページばかり綴じた「白い本」ばかりが並んでいた。 ノートではないのかと疑う夏鈴に、店員は「白い本であってノートではない」と言う。 促さ…

SS お題 今回は 午前四時・リフレッシュルーム・血液 を使ってなにか制作します。

物語が始まる。

Ｋさんという女性に教えてもらった「中身のない書名だけの白紙の本」のお話し。 ＫさんはＫさんの頭の中にはたくさんの本があると教えてくれた。その本には書名のある、 中身のある本もある…

二分以内に読むことができます。 是非是非、お読みいただけると幸いです。

ショートショートの墓場。 墓荒らし歓迎。

近未来、人々は個人情報を意図的に公開し、それは様々に役立てられていた。しかし、そういった風潮にどうしても馴染めず拒否する者もいた。 『白紙』と呼ばれる彼らの存在をどうすべきだろう…