「擁護 短編」を含む小説

　ありがたいことは重々承知の上で言わせてもらいますけど…………迷惑です。 　――なーんてことを言えば、こっちが悪者なんだよねえ……。 　他、掌編２作 ≪ホワイトチョコ≫ ≪銀…

元勇者パーティーの魔術師は罪を犯し、処刑された。 誰も擁護できないほど罪を重ねたのは何故なのか。

　受精卵を人工子宮に着床させ、出産まで人体外で発育させる義胎妊娠技術が確立された近未来。義胎は女性を出産の責務から解放するとともに、出産の在り方、家族の在り方さえも変えていく――…

※ネタバレ注意※ 【キャラクター設定】 ・雪宮かすみ（ゆきみや・かすみ）　14歳 　どこにでもいる中学二年生。お人よし、引っ込み思案、地味。 　不器用で、ノーと言えずに損をす…

人類社会における『客』と『カミサマ』は同一のものである。 しかし宗教を解さぬ今、カミサマは存在しうるだろうか。 客とは己の存在意義を擁護するための、極めて自己満足的な妄想にす…

　異世界から出現した、あらゆる既知の兵器が通用しない影のような敵対生命体・通称『I.E.S.』（イーエス）の侵攻を受けた世界は、その出現と同時に世界中で十代後半の少女たちに唯一の…

　犯罪者を擁護する意図はありません。 　犯罪被害者を貶める意図もありません。 　でも、償った罪に対して過剰制裁過ぎませんか？ 　本当に正義のためですか？　売れるから　では本当にあ…

　サラリーマンの心司は夏に地元へ帰ってきた。目的はかつて姉のように慕っていた陽菜の墓参りに、その弟・陽平と行くこと。児童擁護施設で暮らしていた過去を持つ二人は当時を振り返りつつ、…

私が入手したある手記を公開す。 この手記は30年の暮れに九重皇宮広場で発生した、元煙突掃除夫たちの騒乱について書かれたものだ。そう、帝都に不満を持つ元掃除夫たちが帝都を転覆せしめ…