「妖神（マガカミ）」を含む小説

新しい部屋に引っ越した佐伯直は、毎晩、隣室から聞こえてくる洗濯機の音に悩まされていた。 しかし、そこには誰も住んでいない空き部屋のはずだった…… 。 クロノヒョウ様の企画 ht…

母・遠藤明子は、娘・柚葉の為に、早くから雛人形の飾りつけを行っていた。帰宅した柚葉は、母と共に仲睦まじく、ひな祭りの訪れを待ち遠しく思う。だが、ある一言で、状況は一変。二人は理性…

小学生・白鳥聖奈は、教会で受けた十字の跡が消えないことに気づく。引っ込み思案な聖奈はクラスメイトに好奇な目で見られ、傷つくが、一人の少年が、その意味を考えてくれ、聖奈は変わり始め…

一人で過ごすことが好きな小学生・柚香結衣は、古書店で一冊の本を手にする。幻想生物のユニコーンの伝説に心を奪われる中、結衣は夢の中でユニコーンに出会うが、彼は深いため息をついていた…

文久三年（1863年）、京都。急激に悪化する治安に対し、新撰組が組織される。筆頭局長・芹沢鴨は、まだ無名の新撰組を率いて、その名を轟かせる為、浪人集団との戦いに挑む……。

プラネタリウムで「太古の星々」を再現するという特別上映が行われる。観客たちが美しい星空に魅了されていたが、やがて黒い影が過ぎり不穏な気配が漂い始める……。 【妖神（マガカミ）】…

中学生・日下由貴は、ラーメン屋を営んでいたが、両親の不在に伴い開店休業中だった。そこにクラスメイトの佐京光希が、彼の小学校時代の友人・安理紗子を伴って訪れる。理紗子の態度から、由…

民俗学者の真田明は、古文書にあった一夜にして消えた村・影森村の謎に没頭していた。この禁断の洞窟に足を踏み入れるが、次第に不気味な囁きが奥へと誘う……。 【妖神（マガカミ）】 　…

佐伯真理子は待望の子供を流産で失う。夫・弘樹は、妻を慰めるが、真理子はそのまま家に引きこもってしまう。だが、ある日を境に真理子は明るさを取り戻す。弘樹すら近づけさせない子供部屋の…

家政婦の加部谷恵美は、彫刻家・高岡誠の元で働くことになる。彼の作品は驚くほど生命感にあふれ、まるで生きているかのようだと評されていた。恵美は清掃の最中、アトリエで彫刻が助けを求め…

中学生・藤原慶太は塾の帰り道に、雨に濡れる不気味な女と遭遇する。「……あなた。私と同じね」と女に言われ、そのまま慶太は忘れていたが、雨の夜に再び女と遭遇する……。 【妖神（マガ…

中学校の行事でキャンプが行われる中、取手行彦と東雲健吾は野心を持っていた。それは絶品なめこ汁を作って、女子にモテようというものだ。できあがった料理を試食する中、二人はメロディーを…

村の為、千代は、竜を祀る巫女として役割を果たしていた。ある日、旅の武士・清和頼によって千代は化け物から救われ、頼を看護することになる。次第に頼に対し恋心を持つ千代だったが、それは…

紅羽瑠奈は居合道を志す高校生だ。彼女は一人、練習を重ねるが疲労感に見舞われ技におけるキレが失われていた。スランプなのかと瑠奈は剣友の諱隼人に相談をすると、彼はシャリバテという言葉…

『ムー』民の私が、行きつけの書店で聞いたお話を元に、書きました。 　また聞きの話なので、詳細は不明です。 【妖神（マガカミ）】 　人を唆して悪行を勧め、災いや不吉な出来事をもた…

小学生の野々宮葵は、喫茶店の主人・桜井双葉と共に森に野イチゴを摘みに出かける。その時、葵は黒い野イチゴをみつけ、思わず口にすると、奈落へと滑り落ちる。妖神による脅威が襲いかかる……

会社員の藤崎有季は、先輩・山下透に結婚を前提とした交際を申し込まれる。嬉しかった有季だったが、子供が嫌いだと告げてしまう。それは有季の本心ではなかった。有季は学生時代に化け物と交…

猟師の山崎大介はクマやイノシシの獣害から町を守る仕事をしていた。その折、クマが殺されているのを発見する。クマを殺す程の動物に心当たりがない大介は、動物行動学の研究員・岩瀬綾子を伴…

自宅警備員の加藤真之は拳銃を持ったチンピラを撃退する。拳銃には製造元を表す刻印はなくデッドコピーであったが、その作りは職人並の精度があった。遊底に刻まれた百合紋をたどり、真之はガ…

大学生・的場翔太は、３年ぶりに叔父の経営する海の宿を訪れた。今まで訪れられなかったのは３年前に友人の立松奈弓を海で失ったからだった。生前の写真を手にする翔太。そんな彼の前に、一人…