「好きだった人 短編」を含む小説

自己肯定感が低い私にとって、事実だけが縁である。 周りから何を言われても、イマイチ信じられない。 だからそれだけが唯一、私が信じられるものだった。 私の好きな絵師様、やっぱりう…

「……え？　颯？」 結婚式の二次会の受付で、元カレの名前を見つけた。 すっごい好きだった人。 でも、三年前、私から別れを告げた人。 「知らない人のふり」をして、やり過ごした…

ある日、梅田地下のゲーセンで「レーシングゲーム」に熱中していた俺は、とつぜん戦闘機に乗って、宇宙空母から発進して機動要塞を撃破しました。

愛してはいけない。 でも、あの笑顔を前にすると、エリスの心はどうしようもなく震えた。 人間の少女アリソンに恋をした竜・エリスは、己の鱗を代償に“人”の姿を手に入れる。 世界で最…

恋のきっかけは、夏目漱石と雨の日。 ずっと一緒にいた幼なじみだからこそ、言えなかった「好き」。 そんな二人の距離が、雨の帰り道で少しずつ近づいていく。 ──“月が綺麗ですね”。 …

拙作 「エルフデカ～定年目前のオッサン刑事が殉職したら、エルフ美少女に生まれ変わってた話～」 の登場人物 　　　混血(ハーフ)エルフの『アフネス』 の前日譚となる短編ファンタジー…

何気ない日常の1ページが”私”の人生を大きく変化させる。 私がハンカチを落としたところを偶然見かけた”彼女”がハンカチを拾い届けたことがきっかけとなり始まる切なく儚いラブストーリ…

53歳の水道工事職人・佐山恭平は、風に舞う一冊の「Love Note」を拾う。それは“恋に関する願いを一つだけ叶える”という不思議なノートだった。恭平は自分のためではなく、25歳…

「はっ、へっ、フヒヒホ《月城》！？」 「やーっぱり高崎だ」 自分の好きな人がーー好きだった人が旅行先にいるだなんて誰が思うだろうか。 ましてや、『好きな人に好きな人がいる』と…

宇宙での遭難事故── 声しか繋がらない通信機で、好きだった人と“最後の48時間”を交わす物語です。 過去も未来も届かない場所で、ふたりは向き合います。

初投稿の作品です！ 飼い猫（吾輩）と絶賛片思い中の飼い主（彩香）のお話です！ 読んでもらえると嬉しいです！(*ฅ•ω•ฅ*)

会社帰りの独身サラリーマンが雨宿りした商店街。そこで出会ったのは、妙に人間くさい三毛猫と「冥界の番犬ケルベロス」を名乗る女子高生だった。初対面で「この猫を飼え！」と押し付けられ、…

去年懲りたはずなのに、またやっちゃう。 今回は前回の『まいにち』より軽めにする予定です。 公式さんの企画に便乗して書いてみました。８月末まで頑張ってみよう！　三日で終わってしま…

　桐谷直人と篠原結衣は、中２で初めて同じクラスになった。互いに気になりながらも話しかけられずにいた文学好きの２人は、ある放課後、「帰れない帰り道」に迷い込む。恐怖と共に引き出され…

注意:初めて書いた小説なので変なところがあるかもしれません。 そんなときは語彙力のない作者に教えてください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 僕の大切で大好きな人…

　ゴールデンウィークの某日、女子大生の主人公は、父親の趣味であるラジコンに付き合って、森の中のヴィラで過ごすことに。彼女たち家族の他には、おじさんが三人。そのうちの一人に、彼女は…

有楽町の午後、すれ違った誰かの香りに、ふと足が止まった。 それは、かつて好きだった人がつけていた香水によく似ていて、胸の奥にやさしい波紋が広がる。 あの恋にはもう未練なんてない…

　僕は雨が好きだ。 　雨が好きな高校二年生の男子、本日（もとひ）快晴。 　雨の日の放課後、教室でクラス委員の仕事を終えて雨をぼんやり眺めていると、自分によく話しかけてくれる女…

「野獣のままでいてほしかった」 その思いが野獣の悲願を否定したとき、美女と野獣の愛は真実から虚構に消える。 人間に戻りたかった王子。彼もまた、己の中に倒錯した想いを抱えながら。 …

煙草が好きな二人の男女が、幸せになれない話です。 幸福というものは、いつも自分の元から離れて行ってしまいます。 煙草の煙みたいに、風に運ばれて。