「女軍師」を含む小説

国賊の烙印を押された天才軍師と三百の傭兵団。絶望的な状況下、彼らが選んだのは王都進軍という狂気の賭けだった。仲間を駒と断じる非情の策は、果たして王国を救うのか、それとも――。 …

　王国軍の行軍中、一個中隊だけが異常な疲弊と脱落に襲われる。毒は検出されず、戦場の過酷さだけでは説明できない。だが補給帳簿には、その中隊だけ「三枚」のはずの黒銅貨が「四枚」と記さ…

ハンニバルは師に言われ、連合軍に従軍し一つの基地の司令官に派遣される。 そこは司令部から見捨てられた基地であり、支援は無く、女兵士の六道天那が一人で護っていた。 食料や衛生面、魔…

時代は平安時代末期から鎌倉時代前期。貴族政治は大いに乱れて武士が台頭してゆく中で、近衛天皇の皇后次いで二条天皇の后となった『二代の后』太皇太后・藤原多子に仕えた悪役女房、小侍従が…

●あらすじ●（結末まで記載につきネタバレ注意） 　中華歴史オタのOL嘉那慧《かなえ》は、特に大好きだった三国志シミュレーション乙女ゲーム…… 〝ロード・オブ・三国志X〟の世界に、…

ボードゲームが鬼のように強いイーナ・モルセンは医術ギルドのメンバーがよく集まる酒場「アリアナ」の娘。ある日突然、親友のダナの裏切りにより一家離散。イーナは「死の森」と恐れられる闇…

　中華が統一されてから三年。 　後宮で侍女として働く歴史オタクの少女、文月（フェンユェ）は仙月という美しい女性と出会う。 　彼女は自分のことを『探偵』だと名乗り、文月を助手として…

　国家占い師である胡晶鈴は、この中華・曹王朝の王となる曹隆明と結ばれる。子を宿した晶鈴は占術の能力を失い都を去ることになった。 　国境付近の町で異民族の若い陶工夫婦と知り合う。同…

グランダルの国王の暗殺に失敗したリディアは、グランダル兵に追われる身となり、隣国の森の中に逃げ込む。しかし、そこは魔物や妖術に守られていると言われる不気味な森だった。彼女はそこで…

治安維持のため、敵対勢力への容赦ない虐殺を繰り返す。 イスタニア大陸に位置する、キルジス帝国の旅団長リオン・タリルは、悪名を轟かせていた。 そこに大義はなく、ただ軍としての職…