概要
守るもののため、強大な陰謀に立ち向かう、一人の旅団長の成り下がり戦記。
治安維持のため、敵対勢力への容赦ない虐殺を繰り返す。
イスタニア大陸に位置する、キルジス帝国の旅団長リオン・タリルは、悪名を轟かせていた。
そこに大義はなく、ただ軍としての職務があるのみだった。
山岳地帯には妖術を操る山賊が巣くい、教主国は己の信仰のため帝国の転覆を目論む。大陸では終わりの見えない戦いが続き、旅団はまた剣を執る。
帝国は圧倒的な威力を誇る魔道武具の軍事力を背景に、大陸で猛威を振るう。帝国の兵士は、それが祖国の民のためだと信じていた。
忠実に職務をこなす日々の中、事件に巻き込まれたリオンは、戦いの裏に隠された陰謀に迫っていく。
冷血な旅団長は、人々の真の姿に触れ、どう変わっていくのか。
彼の信じるものが根本から崩れる時、背信の戦記が紡がれる。
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イスタニア大陸に位置する、キルジス帝国の旅団長リオン・タリルは、悪名を轟かせていた。
そこに大義はなく、ただ軍としての職務があるのみだった。
山岳地帯には妖術を操る山賊が巣くい、教主国は己の信仰のため帝国の転覆を目論む。大陸では終わりの見えない戦いが続き、旅団はまた剣を執る。
帝国は圧倒的な威力を誇る魔道武具の軍事力を背景に、大陸で猛威を振るう。帝国の兵士は、それが祖国の民のためだと信じていた。
忠実に職務をこなす日々の中、事件に巻き込まれたリオンは、戦いの裏に隠された陰謀に迫っていく。
冷血な旅団長は、人々の真の姿に触れ、どう変わっていくのか。
彼の信じるものが根本から崩れる時、背信の戦記が紡がれる。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!自分が信じる正義・信念。正しさとは何かを考えせられます。
主人公のリオンは生粋の軍人。命令に忠実で、任務遂行の為なら容赦無く人を殺めることができる。たとえ残酷だと思われようとも、それは彼自身が本当に守りたいと思っている人達の為だという信念に基づいて、国家に尽くしているだけのこと。彼にとっては、それが正義だったのですが、とあるきっかけにより、その心境も変化してくる。本当の正しさとは何か。苦悩する主人公リオンを通して、読み手にもその問いかけを投げかけてきている
お話の展開が凄く面白く、物語の中にテーマがしっかりと埋め込まれている作品だと思います。
とてもテンポの良い描写で、読みやすく、一気読みもできるし、じっくりと考えて読んでも見たい。素晴らしい作…続きを読む