「割る 存在」を含む小説

　秘太刀“斬壺（きりつぼ）”。 　その技を以て、老剣客はかつて岩を斬り、壺を斬った――割ることも砕くこともなく、真二つに――。 　ただしそれができたのは、若き日のたった二度だけ。…

引っ越し先の家で偶然割ってしまった古い皿が、怪奇現象の元凶となる。家族は次第に恐怖に取り憑かれ、家の中に不気味な出来事が増えていく。霊能者に助けを求めるが、古い皿の怨みだけでなく…

※ネタバレ注意 キャラクター設定 ・中条友介(なかじょうゆうすけ)　物語の主人公。一人称は僕。男。背は小さい。図書館に行くのが好き。暗号は得意。 ・三上伊織(みかみいおり)　友介…

毎日18時に投稿して3月10日で完結します。 あらすじ この物語はきっと誰かが望んだ物語ではなく、誰も望まなかった物語。 でもその結末に誰も文句を言わず、登場人物として彼らはそ…

ガラス割り人形――それは、感覚が鋭い人だけが感知できる存在。 彼らがガラスを割るうつくしい音は、風に乗っていつも僕の元に届いていた。 ガラス割り人形を見た事はないけど、こんなに繊…

ケツ割り箸という事象についてとりとめない日常を描きます。 ここにあるのはお尻で割り箸を割るという行為に魅入られた人間だけが存在しています。

歴史作家として確固たる地位を築いていた主人公は、しかし突然の死に見舞われる。 気が付いたとき、彼がいたのは異世界で──ジャム瓶の中だった！？ これは、ホムンクルスに転生した男が…

　強者ばかりが集まった、『強者国』というものがある。 　拳打で大地を穿ち、脚力で音速を超え、声量で空を割ることもできるという強者といわれる生物。そういった元来の人類を超越した者達…