「何が見えますか？」を含む小説

「この出来損ないの役立たずめっ！　私が何年にも渡り面倒を見て来てやったというのに――【農民】でスキルが【毒耐性】だけだと？　なんて無様な醜態を晒してくれたんだっ！」 成人…

俺、空田広志（そらたひろし）23歳。 何故だか気が付けば、見も知らぬ世界に立っていた。 何故、そんなことが分かるかと言えば、自分の目の前には木の棒……棍棒だろうか、それを握りし…

2023年のかぐやSFコンテストに応募した作品です。 このとき実質初めて小説を書きました。 特殊な環境の洞窟で、臨死体験の実験中に起こった出来事を書いた短い作品で、SFとオカルト…

私はアンティークな二眼カメラを使いタイムリープができる犬猫探偵ルミ。今日も犬猫探しの傍ら行方不明の母を探し、しかし迷い猫のプルート探しをきっかけに、とんでもない事件が！「漆黒の白…

「血に飢えた狼の元で生きるしかない」 ふと気づくと、そこはプレイしていた乙女ゲームの世界だった。 しかもエンディングのシーンに居合わせてしまう。 その時、自分は断罪された後…

意識の海へ潜り、深い場所で言葉を拾い上げる。 何も見えない暗闇に意識の手を差し込み、言葉を掴んで取り出す。 ＊ 降ってきた言葉や頭のなかで組み立てた言葉を書き出して整えること…

　俺は、死んだのか？ 　周りは真っ黒で、何も見えない。そんな中を手探りで歩いている。 「呪符が使えん」 　声が全く響かないし、音が聞こえない。 　俺の名前は、ロスター。メ…

　カタンと揺れて、目が覚めた。 　暗い車内に、一瞬ここがどこだかわからなくなる。 　仕事帰りだった。週末の疲れ切った体を引きずって電車に乗り、数駅やり過ごす間だけの短い惰眠を貪っ…

女子高生の加藤恵純（かとうえじゅん）は、魔導工学技士の祖父からもらっためがねで何でも見えていた。

KAC20248のお題「めがね」で書いた短編です。 鳥の巣頭同級生ｘ黒縁メガネの高校生BL 子供の頃から視力が悪かった長谷部　康太郎。 何故かめがねを作りに行く時、隣の家の幼…

ノベルアップさんで七海美桜様が主宰されたアンソロ本企画・十人冬色への寄稿作品です。 私は現代ファンタジーを担当しました。 【あらすじ】 　花（高２女子）の隣の席の大神君には獣耳…

世の中は箱で溢れている。箱、箱、箱の中にも箱。 あなたの家にも箱があるんじゃないですか？ 中身は何かな。

夜陰は全てを見せぬことと引き換えに、真に見るべきものを見せてくれる。昼の陽の眩さは全てを見せることと引き換えに、人々の双眸を誑かす。何より眩し過ぎると結局何も見えない……などと嘯…

【猫の日記念】カクヨム文芸部公式自主企画「猫好きに刺さる小説・エッセイということで書きました。 かっこいい猫が書きたかったので満足しました。

　そっと、目を開ける。 　目を覚ました場所は、みたことのない場所だった。 薄暗い部屋というより、光のない真っ暗な空間で魂だけになったような感覚だ。 　体が、動かせない。とい…

福音か何かだと思ってほしい

自分の趣味てんこ盛りのお話を書きました。 旧家のお嬢様こと梅小路翠子（うめこうじ・みどりこ）さん。縁あって国直轄の特務機関、対怪異浄化情報収集室でお仕事することに。口が悪くて素…

小説制作初心者が制作する 異世界ファンタジー小説。作者は、気分屋です。 主人公アンリは、「ニンゲン」という奴らから軽蔑されてきた魔人だ。アンリは、ニンゲンを怖がったりしない。た…

心スポ巡りに飽き始めていた俺達は、 有名で近すぎた事で逆に訪れていなかった地元にある最恐スポットIトンネルを遂に訪れる事に。 霊感のある友人田岡を連れて現地を散策するが、一切の怪…