「上り坂」を含む小説

　サンフランシスコのバーで出会った下り坂の女と上り坂の男。 「サンフランシスコには坂がたくさんあるけど、上り坂と下り坂のどっちが多いか知ってるかい？」 　この一言が、一夜の過ちの…

売れない配信者の友崎は、心霊スポットからの生配信で視聴数を稼ごうとしていた。 やってきたのは「くだらないトンネル」と呼ばれるスポット。このトンネルはどちらから入っても上り坂が続…

カクヨムマラソン参加作品です。

　アディリア・フォワダムは侯爵令嬢として、何不自由ない幸せな毎日を送っていた。貴族なのにも関わらず、子供の頃から大好きなルカーシュの婚約者になれた。 　勉強もマナーも得意ではない…

駅

気分転換に書いた「長い坂と青空と風」の修正版です。 小説なのか？ ご意見が有れば、教えてください。 お時間があれば、宜しくお願いします。

正門前に向かってずっと続く上り坂を、〝僕〟は自転車で毎日通っている。 でも今学期に入ってから、彼女が追いかけてくるようになって—— 通学途中の一風景。一人称の習作です。

僕はいつも通り学校での授業を終え、家路についた。 夕方の独特な雰囲気と緩い上り坂のせいもあって僕の歩みはだんだんと鈍くなってゆく。 僕の背中に張り付く影は、傾いた太陽に照らされ…