「ミステリーもどき 短編」を含む小説

勇気をだしてラブレターを書いた彼女から返事が来た。 そこには1枚のタロットカード。 初めて実物を目にした自分には意味もわからない。 彼女の返事の意味は…

【KAC20241】書き出しが『○○には三分以内にやらなければならないことがあった』 （2024初稿）

【KAC20233】ぐちゃぐちゃ （2023初稿）

雪の日、中庭にて出会ったとある少年。 笑みを絶やさぬ彼は、自らの主人に疑われて尚、高らかに宣言をして見せる。 「では疑り深い我が主のため、俺が今回の事件を解決してみせましょう。は…

とある港町のやくざの事務所で、ある日の朝、金庫が開けられているのが見つかった。第一発見者は、訪問客（メイド）。強面の若頭補佐と、美人メイドとがにらみ合う中、電話口の向こうにいるメ…

とある港町で探偵——とは名ばかりの何でも屋を営む神坂信一郎と、そのメイドの翠蘭。 ある日、信一郎が「猫がいなくなった」と嘆く子と出会う。その『猫』が居る場所は分かっているのだが、…

友人である沢辺さんの知り合いから、宝探しサークルの活動に誘われた。 山の中で宝探しを進めるも、泉に浮かんでいる参加者の死体が発見される。 その泉は、宝があるとは示されていなかった…

数少ない友人に誘われて、同じ大学の学生の演劇を観に来た。 「昔、ニセモノのナイフが本物とすり替えられて、自殺する演技をした役者が 舞台上で本当に自分を刺してしまった事件があってね…

ある晩僕の目の前で、同い年くらいの男性の乗っていた自転車が爆発した。 バスだってガス爆発しない世の中で、いったい何があったのだろうか。 奇妙なことに、負傷した男性は、自転車が爆発…

重い鉄製の道具に慣れ親しんだ田舎町に、軽い物質の農具をもたらした富豪。 近頃富豪の周囲では、彼に対する脅迫の手紙と、不審な人物が目撃されていた。 富豪は気分転換も兼ねて、あえて少…

親友の冬子が、告白の呼び出しを受けたもののすっぽかされたらしい。 隣の席の千賀くんが言うには、そういういたずらが流行っているとのことだった。 そして告白の呼び出しはなんと、付箋に…

収録作品：『グエンフィードの貴公子』…風のすすり泣く城で、少年は、かつて失われた貴公子の謎に迫る。 ※『グエンフィードの貴公子』は特殊形式の小説です。 ©2015 若生竜夜 許…